どこに車を止めればイイの、これ?
線がいっぱいある;
わっ、始まっちゃってる……。
静かに急いでと。
今日は、伊勢神宮の外宮さんに能楽を見に来ました。
見に来た能楽は、
「神宮奉納奉祝 伊勢薪能」と言って、
伊勢神宮の奉納するために行われる能楽。
奉納する能楽だから、見るのは無料。
おすそわけで見させていただいてるような感じ。
少しずつ日が沈んでいく夏の夕暮れとともに、
セミやひぐらしの声が聞こえ、
野外に組み立てられた舞台の上で
「和」が表現されてる。
これは、狂言の演目で「清水」。
主人に水を汲んで来いと言われた冠者が、
行きたくないから途中で鬼に襲われたふりをして帰ってくる。
そしたら秘蔵の桶を置いてきてしまい、
主人がどうしても惜しいから自分で取りに行くと言い出す。
これはマズイと、冠者が鬼になりすまして、
主人となんやかんやするものの、結局、バレちゃうお話。
これは、舞囃子(まいばやし)で「羽衣」。
演目の最後だけを演じるのを
舞囃子(まいばやし)っていうの。
要は、ダイジェストでお届けっていう感じ。
松原に白龍という漁師が松の木にかかる美しい衣を見つける。
持ち帰ろうとすると、1人の女性が返してと言う。
その女性は天人で、その衣が羽衣だと伝えと、
羽衣だとわかったため逆に喜んで返さない白龍。
天人は羽衣が無いと天に帰れないと嘆き悲しむ……。
あまりに哀れに見えたから、
んじゃぁ~、返す代わりと言ったら何だけど、
天人の舞いを見せて欲しいと交換条件を出してくる。
天人は仕方なく、
↓(ココから演目内容)
羽衣を着て、
天人の生活のことや松原の美しさを舞で伝え、
天へと帰って行きました。
↑
っていうお話。
これは、能の演目で「花月」。
子を失ったのをきっかけに出家し、諸国を旅している僧が、
清水寺に赴く。
参拝したついでに近所に面白いものはないかと寺男に聞くと、
面白い芸をする少年がいると聞かされる。
少年の名は「花月」と言い、弓と矢を手に舞い踊る。
その舞いを見るなり、我が子であることに気付く。
花月に聞けば、
天狗に連れ去られて諸国を巡ったという。
再会を喜んだ父と子は、
これから一緒に修行の旅に出るというお話。
結構、舞台も広い。
これ、パンフレット。
一度、伊勢で奉納する能楽を堪能するってのは、どうです?