氣まぐれ剣士の言いたい放題

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744 漢字あれこれ(4)

2009-10-26 15:15:37 | Weblog
氣まぐれ剣士の言いたい放題


 744 漢字あれこれ(4)

漢字というのはほんとうに良く考えて出来ていますね。漢字の成り立ちについて考えて見ます。

・「婚」という字は、もちろん、「縁組」の意味ですが、右側のツクリの「昏」は、「たそがれ」の意味です。
これは、昔、暗闇で、男女が、逢引きをしてから、結ばれ、結婚したことからきているようです。“たそがれ”は、暗くてよく顔が分からなかったから、騙されて?ということが無ければいいのですが・・・。

・「嫁」という字は、文字通り、「別の家に、入った女」という意味らしいです。
男性が婿養子になって女性の家に入った場合、女性が強すぎるため、バランスをとるために女性が男性の家に入るようになったようです。それでもまだ、女性のほうが強すぎるような氣がしますが・・・。嫁ぐ前から住んでいるような振りをして・・・。

・「姑」という字は、こちらも、文字通り、「その家に、古くから住んでいる女」の意味ですね。
昔から、あまりにも強すぎる「嫁」に、対抗する勢力として、「姑」がいたようです。だから女の戦いが・・・。

・「妻」という字は、漢字の上の部分が、「自分のものとして取る」を、意味するので、「自分の戸籍に受け入れ、一心同体となった女」という意味だそうです。

妻に、キヘンを付けると、「棲む」になり、ニスイを付けると、「凄い」になり、コロモヘンを付けると、「着物の裾」を意味する、「褄(ツマ)」になります。

世の男性からすれば、妻がいるから、家は棲むのに、快適な場所となり、妻がいるから、困難を乗り越えられる。そして、凄い力が出る。
それでいて、妻は、着物の裾のようにつつましく振舞うというのが、理想の妻の姿みたいです。

あと、「稲妻(イナズマ)」という漢字にも、「妻」が、入っていますね。
男性からすれば、「妻」という存在は、凄く大きな存在みたいですね。(笑)

「妻」を侮るなかれですね・

いかがでした。
次回もお楽しみに。
以上

2 コメント

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とても参考になりました (通りすがり)
2009-10-27 17:42:21
他人に妻を紹介する際「かみさん」「妻」「嫁」などと様々ですが、どれが適切なのか気になっていたところです。
「嫁」は言わずもがなな由来で、女性側からしてみれば好ましくないようですので、最初から除外していましたが
「妻」も「主」の下に「女」に見えなくもない。ひょっとしたらそういう成り立ちなのか?などと考えておりました。
「かみさん」は女性を立てているようなイメージ(あくまでイメージですが)だったので無難かと思っていましたが、誤用だったらどうしよう、だとか
恐妻家ならではの葛藤があったのです。
そういう意味でも「妻」は間違っていないようで安心しました(笑)
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ありがとうございます (氣まぐれ剣士)
2009-11-10 10:00:47
通りすがりさん、コメントありがとうございます。

そうですね、「妻」も「主」の下に「女」に見えなくもないですね。

もうひとつ、「妻」という字は「一」番「ヨ」い「女」と書くそうです。「女」という字を上から続けて書けばそう書かなくもないですよね。

でも、それは結婚する前までの話だと思いますが・・・。
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