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【メルセデス】ポータルアクスルを備えた「オールテレイン 4x4²」が誕生!

2017年07月29日 07時17分39秒 | NEWS・業界情報

メルセデス・ベンツは、ラグジュアリーなクルマやパフォーマンスカーで知られるブランドだが、オフロード車の開発が専門外というわけではない。事実、「Gクラス」は誕生以来、普通のクルマが立ち往生したり壊れてしまうような状況で輝きを放ってきた。しかし、多くのオーナーはその能力を限界まで使うことなどできはしないだろう。それではクルマの性能の半分も楽しめない。Gクラスでは思い切り楽しむことができないと判断したエンジニアのユルゲン・エベールは、ステーションワゴンにポータルアクスルを組み合わせ、「Eクラス オールテレイン 4x4²(スクエアード)」を作り上げた。 エンジニアたちも時には少々遊んでみたい時があるのだろう。そうして誕生したのが「G63 AMG 6x6」と「G500 4x4²」だ。これらのGクラスと同様に、Eクラス オールテレイン4x4²にもポータルアクスルが備わっている。ポータルアクスルとは、車輪の中央よりも高い位置に車軸の中心を置くことで、大型で低い位置に据えられたディファレンシャルが邪魔になることなく最低地上高を上げられる仕組みだ。今回の本当の意味での挑戦は、Eクラスの完全独立式サスペンションにポータルアクスルを組み込むことだった。エベールは単純に、GクラスのポータルアクスルがEクラスに取り付けられるかどうか、確認したかったのだ。そしてプロジェクトを始動すると、同僚全員がその過程で彼に手を貸した。プロトタイプ製作部門がワイドなフェンダーを3Dプリントし、その間にデザイナーたちはボディにマットグレーのラッピングを施した。メルセデスAMGで働く1人の従業員は、特製ドライブシャフトを2週間もしないうちにエベールに届けた。全ての作業は報われた。Eクラス オールテレイン4x4²は、標準モデルの2倍以上となる420mmの最低地上高を獲得した。渡可深度は500mm。ちなみにGクラスの渡可深度は600mmだ。新たに設計されたサスペンション・コンポーネントにより、エベールは独立したマルチリンク式サスペンションにポータルアクスルを取り付けることができた。ラバーとポリウレタンのブッシュは、ユニボールのベアリングに交換された。ホイールと285/50R20タイヤは「Rクラス」の物を流用した。だが、このホイールとタイヤは、RクラスよりもEクラス オールテレイン 4x4²に装着された方がずっと見栄えが良いように思われる。全幅は20mm増えて2,100mmになり、トレッド幅は前後とも1,772mm。その結果、Eクラス オールテレイン 4x4²はワイドでワイルドな外観に仕上がった。通常の「Eクラス オールテレイン」にはディーゼル・エンジンの設定しかないが、この特製モデルには「E 400 ステーションワゴン」の3.5リッターV6ツインターボ・エンジンが搭載されており、9速「9G-TRONIC」オートマチック・トランスミッションとの組み合わせで4輪を駆動する。ただし、残念ながら市販化はあまり期待できそうもない。G63 AMG 6x6やG500 4x4²と異なり、このEクラス オールテレイン 4x4²は単に技術的な実験として試作された車両に過ぎないからだ。だが、世界にはこのヤバいワゴンを手に入れるために大金を惜しまないという顧客もいるだろう。彼らの要望次第によっては、少数が限定生産されるのではないかと我々は見ている。


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