2009年12月9日、スズキと独フォルクスワーゲンAGの2社は、包括的な提携関係を構築することに合意し、契約を交わしたと発表した。日本のスズキとドイツのフォルクスワーゲン、ふたつの自動車メーカーが提携する見通しとなった。1981年以来ゼネラルモーターズと資本提携を続けるも、経済不況の影響で2008年末には関係に終止符が打たれたスズキ。その2008年度(3月期)の販売台数は、四輪車が230万台、二輪車が328万台で、売り上げ高は約3兆円とされる。同社は現在、国内だけでなくインド、ハンガリー、中国、インドネシアなどへの海外進出に力を入れており、34の生産会社を有する。一方のフォルクスワーゲンは、2008年に630万台の四輪車を販売し、1138億ユーロ(邦貨にして約16兆4000億円)を売り上げた。生産拠点の数は、世界61カ所にのぼる。今回の提携は、「商品ラインナップおよび生産販売地域において相互に補完しあい、更に世界的にニーズが高まる環境技術へ共同で対応することにより、それぞれの特長を生かすため」(プレスリリース)。今後、フォルクスワーゲンがスズキの株式の19.9%を取得、スズキはフォルクスワーゲンが同社の株式取得に要した金額の半分を上限に、フォルクスワーゲン株を取得する予定。「お互いの経営の自主性を尊重しながら協力関係を構築し、更なる成長が見込まれるエマージングマーケットへの対応や、環境性能に優れた小型車の開発・供給などを中心に、提携の相乗効果を目指す」という。
今回の提携は「スズキが強みをもつアジア市場」と「フォルクスワーゲンの環境技術」に対して、お互いのニーズが一致した結果と見られる。
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