まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第168号:箱根富士屋ホテルへ行く。その1

2008年03月22日 | ■旅行・温泉/神奈川県


家族の慶事で箱根の富士屋ホテルへ行って来ました。3月初旬の箱根路は、まだ路肩に雪が残ります。



でーん。1891年(明治24年)に建てられた社寺建築の本館。富士屋ホテルは、写真の本館、西洋館、花御殿、フォレストロッジ、別館菊華荘の5棟からなるクラシックホテルです。建物はほとんどが有形文化財に指定され、ドアノブ、手摺、照明など細かな部分にも歴史の重みを感じます。また、過去に遡れば、天皇陛下、ジョンレノン・オノヨーコ夫妻、チャップリン、蒋介石、ヘレンケラーなどなど、皇族、要人、著名人も好んで投宿されたようです。



今回、宿泊した花御殿(左写真)、ご成婚前の美智子様が家族会議をして婚約を決意された場所として有名な西洋館(右写真)。



華麗なる一族みたいだ。素晴らしい。



旧フロントカウンターの彫刻に本館の階段。素晴らしい。



西洋館の廊下。素晴らしい。



宿泊は、花御殿。別名フラワーパレスと呼ばれ、43室の全ての客室に花の名前がついています。鍵や絨毯、浴室のタイルなどその部屋のモチーフとなっている花が描かれています。



部屋はデラックスツイン。坊がベッドから落ちないように2つのベッドをくっつけてもらいました。かなり乾燥してたため加湿器をかりましたが天井が高く、部屋も広いため、全く潤わず、ノドがカラカラ。



クローゼットがこれまた広く、ここで生活できそう。お風呂は、蛇口を捻ると温泉がでてきます。敷地内に自家源泉があるそうです。







晩飯は別館菊華荘で日本料理。ちなみにこの建物は、昭和21年途中まで皇室の宮ノ下御用邸として使われていた、これまた歴史ある建物です。食事は上の写真のような感じでした。苦手なものちょこちょこあったけど、どれも美味しくいただけました。



ちなみにこの部屋は天皇陛下の御寝所として使われていた部屋でいまでも部屋の天井の四隅には蚊帳を吊るための紐がかかっています。昭和天皇の寝室で姉夫婦からもらったプラレールで遊ぶ坊の図。



部屋に戻って風呂。さっきも書いたとおり温泉です。ちなみに館内には、温泉浴場と有料予約制の貸しきり風呂(確か2,300円)もあります。温泉浴場には昼間、行きましたが快適に入るには3人が限界かと思われる小さな浴槽です。シャワーを浴びていると突然熱湯が出たりして少々あせります。貸しきり風呂は予約を試みるも滞在中すでに予約で一杯で入れませんでした。この日いつもと違う空気を感じたのか、坊はなかなか寝付かず、夜通し泣きまくり、ほとんど寝ることができませんでした。。

その2へ続く。

最新の画像もっと見る