桔梗ちゃんの日記。

妖怪、忍者、神社にフジヤマ。日本がやっぱり一番好き。

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ゴーストツアー in ペンシルベニア

2016-12-10 10:17:39 | 旅行
2014年12月にアメリカへ里帰りした際、ゴーストツアーなるものに参加してきました。
以下の日記は当時異なるSNSに完全内輪向けに書いたものです。

別に隠す必要はないし、面白かったので今回完全公開します(笑)
2016年もあとわずか。大事に毎日を過ごしたい^^
ーーーーーーーーーーーーーーーー

ドイツのおとぎ話では、クランパスと呼ばれる鬼がいる。
悪いことばかりしていると、クリスマスの時期にやってきて
お仕置きをするというサンタクロースの相棒だ。

そこのあなた、今年は良い子にしていましたか。
これから心霊写真がでてきますよ。 笑
ノーサンキューならここでサヨウナラ致しましょう。


ランカスターの町の気温は氷点下。しかも時期はクリスマスというホリデーシーズン。
そんな時に2時間も立ちん坊で怪談を聞く輩はいない。
一人のバカを除いては。

私だ。

ネットで広告を見つけ、うぁ~ぉ♬
夫に頼んで電話してもらうと、「オフシーズンだからねぇ」と窓口には渋られたが、
実際にツアーをしてくれた男性は二つ返事で引き受けてくれた。

「ランカスターのダウンタウンにある、像の前で会おう」

『像』の場所はどこかと訪ねると、

「行けばわかる。では7時50分に」

プツッ。電話は切られた。
こうして客は私達夫婦ふたりのみの怪談ツアーが決行された。

実際に行ってみると、場所はすぐにわかった。
真っ白で巨大な南北戦争の像。割と古い町並みが広がり
そこはまるで『バックトゥザヒューチャー』。
今にも時計塔から「1.21ジゴワット!」と叫ぶドクが滑り落ちてきそうだ。

5分前精神を貫いているので約束の時間より数分早くいくと、
像の前に大きな黒い固まりがいた。何やらカチカチと音がしている。
黒マントに身を包んだ男性が、しゃがみながらロウソクに火を点そうと
奮闘していた。

「ああっ、君たち、来るのが少し早いよぅ!」

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寒いですねぇ、と話かけると、「スーツの下にはパジャマを着てるから大丈夫」と
返された。銀色の魔法瓶には暖をとるためのホットチョコレートが入っているという。
そんな説明はしなくてよろし。
「ああ、トーキョーから?僕の友人は韓国にいるんだけど…(省略)、
…ジョンは元気かなぁ。」

寒いんだから早く始めろっ!
とにかくペラペラといらんことをよくしゃべるガイドであった。 

寒空の下、通りにいる人影はホームレスのみ。
あとは車がブーブー通り過ぎるだけ。
とはいえツアーに参加しなければ裏道を歩くことはないのでそれだけでも参加した
意義はある。






「…次々と犬が炎熱の溶鉱炉に放り込まれ、その断末魔の叫び声はまるで『God...god...god...』」

ガイドの背後にある建物をパチり。


「あ、この話の場所はここじゃないから。」

おい!

怪談スポットで一番良かったのはFulton Opera House。
今でも使用されている舞台劇場だ。
突然吐く息が白くなり、あらゆる場所で幽霊がでるらしい。
また、一番最初の入場者と一番最後の退場者にも怪異がおこるという。

なんせこの劇場は、以前は留置所であった。
当時投獄されていたアメリカンインディアンのサスケハナ族は
この場所で虐殺されている(1763年)。

近年になって(ガイドによると)、この劇場をリフォームしたら、
地面から数々の人骨がでてきたそうだ。
調査してみると1700年代よりもっと古い骨らしい。
なんでもこの場所は、古くからインディアン族の埋葬地であったと説明された。

……インディアンの埋葬地か。よくある話だ。
映画『ポルターガイスト』の家も、埋葬地に建っていたし。
余談だが、日本開国へと導いたペリーの黒船の名前もサスケハナ号である。

オペラハウスの正面はこうだけど(写真はネットからの拾いもの)、
背面は留置所だったことが伺える冷たい石壁になっていた。




とまあ、そんなこんなで最終スポットの墓場へ。




ホットチョコレートをちびちびやりながらの
弾丸トーク怪談ツアーはついに終了。
時計を見ると、10時をとうにすぎていた。ひえー、凍えるはずだ!
ツアー料金よりも高くチップをはずみ、握手をかわした。

で。

「さっき話していた女性のお墓はここの墓地?」と尋ねてみた。

結婚式の当日、階段を踏み外し首の骨を折って死んだ、という階段の怪談について
質問を振ってみたのだ。

両親が建立した乙女の墓には彼女の像があり、
夜な夜なそれが墓場を歩き回るらしい。

「いや、ここじゃない。ここから2ブロック先を左に曲がった先にあるよ」

夫の顔を見ると、寒さで完全に凍りついている。
これ以上歩くのは無理そうだ。

車に戻り、ヒーターをガンガンにつけ、とりあえず夫を解凍。
日を改めることも可能だけど、明日は明日の予定があるし。
なので、車で行ってみることにした。

そこは古くて大きいセメタリーだった。
「夜間立ち入り禁止」と看板がかけられているくせに
その門は大きく開いていた。

私一人でさくっと覘きにいっても全然かわまない。
だが夫は絶対駄目だと大却下。

そりゃそうだ。
ここは銃社会アメリカ。ホームレスとかヤバい人がいて幽霊よりも治安がめちゃ怖いのだ。

車を止め、いつのものか年代不詳の傾いた墓を眺めながら、
鉄柵の横を歩いて入り口へ。そしてアーチ型をした鉄の門をくぐった。

だが、とりあえず墓場に入ってみたものの
いかんせん暗くて何がどこにあるのかさっぱりわからない。
乙女が歩いているならともかく、相手は一応、像である。
この広さ、暗さでは見つかるわけがない。

なんだ、つまらん。
帰ることにした。

門をでて、墓場にそって通りを歩く。
私はそっと肩の高さほどの鉄の柵をなでてみた。
この柵は境界線だ。向こう側はあの世。こちら側はこの世。
ならばこの境界線にカメラを置けば何か向こうのものが写るかもしれない。

カメラを構えた。私にとっては初めての試み!
フラッシュを使った写真は酷いものばかりだから、
暗くなるとカメラはそそくさと仕舞っちゃうのだ。

一枚目をぱちり。画面の覗くと普通だった。



やっぱりね。そりゃそうだ。そんなもんなんだよ、普通。
「写る」訳ないじゃん。あははのはー

2枚目をぱちり…しようかと思ったらシャッターが切れない。
カメラがフォーカスしやすい墓を見つけてボタンを押し続けても
うんともすんともいわない。

すると突然、右の上の角に赤いモヤモヤとしたものが画面に現れた。
遠くにある木のあたりに目を向けたが赤いモヤらしきものなど無い。

不思議に思いながら視線をカメラに戻した途端、シャッターが切れた。



あのモヤモヤ、カメラの不具合か?
ちゅか、この写っている白いの何。

3枚目。
夫に変なものを見た、と言う前に、カメラの不具合かどうか確認したく
もういちどカメラを向けた。どうしたの?という尋ねる夫に
「ちょっと待って、今確認を…」と撮ろうとしたら…

シャッターが切れない。あれ?
すると今度は炎のような大きなものがメラメラと画面に入ってきた。

「何これ!?」さすがの夫も目を見張った。

そうなのよ、さっきもこれ見たんだよね。
さっきのと比べると相当を大きい。
そう、それはまるで向こうからこちらに近づいてきているような…

複数の赤い炎が消えるとシャッターが切れた。



「白いもの」写り込んでいたのがわかったが
赤い炎現象の方がもっと気になる。

場所を移動せずに続けざまに同じフレームでシャッターを切った。
4枚目のこの写真には何も写っていない。



なんだ、これは。
移動して、またカメラを構えた。

5枚目。
シャッターは切れず。カメラを動かして奮闘していると
また赤いものがチロチロ。そして自動的にパシャッ。
また白いものが入り込んでいた。


6枚目。
ふむ。数歩歩き、カメラを構えた。シャッターがすぐに切れた6枚目には
何も写っていない。代わりにオーブみたいのがいっぱい。



一度道路へカメラを振り、球体が撮れるか試し撮ってみる。写真は即座に撮れ、
普通だった。


ふむ。
でも、何かがおかしい。
「I'm sorry, we're getting out of here soon 」となぜか謝罪する私。

もう一度カメラに墓場を向けた。パチり。
何もない。



全く同じフレームでもう一枚。シャッターが切れない。
赤い炎がメラメラ、ぼーぼー。
あー、これはなんか違うかも。ヤバい匂いがする。





今までそうしてきたように、カメラのボタンを長押し、
赤いメラメラが消えるとパシャっ。



がやあああ!「アイムソーリー!あいむそーりー!」

車へ駆け足で戻って宿へ帰りました。

ランカスター•ゴーストツアーという名前でFBにもコミュニティがある。
そこにも「説明がつかない写真」が沢山アップされているけど、
私が撮ったものとは比較にならない。

私の、よく写ってるわ。笑

でも不思議と恐怖感は無かったな。今も無いし。
だから写真を削除する気にもならない。
イメージとしてはこんな感じでした。



メリークリスマス!w
トップの写真は、歩くといわれる乙女の像。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

以上。笑
それから1年後の2015年12月にまたこの墓場に戻るのですが、
その話はまた今度♬
 
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