何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

醍醐寺(下醍醐)-(2) (京都)

2013年12月25日 | 寺社巡り-京都

【京都・伏見区】下醍醐完成後、三宝院、報恩院ら5門跡が交代で座主を務め、室町時代に73世満済以来、三宝院門跡が代々の座主を出すことと改められた。 平安時代の永久三年(1115)に三宝院が建立され、醍醐寺発展の基礎が確立された。
足利将軍家の援助を受けて全盛期を迎えたが、応仁・文明の乱(1467~1477年)の兵火で下醍醐の殆どの伽藍を焼失して荒廃。しかし、室町時代末期、80世座主義演のもとで急速に再建が進み、豊臣秀吉の命と援助で、五重塔を修復、仁王門、金堂、講堂が再興された。

金堂を拝観した後、上醍醐に向かって進むと左手に不動堂と真如三昧耶堂が....不動堂前の護摩道場に不動明王がこちらを睨みながら鎮座。 更に少し進むと小さな池(放生池か?)があり、その奥に約400年前建立の簡素な祖師堂が建つ。
真言宗開祖の空海と醍醐寺開山の理源大師聖宝が祀られている祖師堂に合掌して更に進む....境内参道に立つ中門をくぐると左手に宝形造本瓦葺の荘厳な観音堂が。 その先の林泉の北東岸に建つ弁天堂....鮮やかな朱色の弁天堂と太鼓橋が水面に映って美しい光景を醸し出していた。

不動堂(左)と真如三昧耶堂(右)
 
入母屋造本瓦葺の不動堂と堂前の護摩道場         不動堂前に鎮座する不動明王

不動堂内には不動明王を中心に五体の明王を奉安
 
真如三昧耶堂は法華三昧堂として天暦3年(949)創建、文明2年(1470)焼失

入母屋造本瓦葺の現在の堂は平成9年(1997)、真如三昧耶堂として建立

祖師堂..慶長10年(1605)、座主義演准后により建立
 
祖師堂..真言宗の開祖弘法大師(空海)とその孫弟子で醍醐寺の開創・理源大師聖宝を祀る

中門
 
鐘楼

観音堂(旧講堂)
 
観音堂を中心に広がる諸堂を総称して大伝法院と呼ぶ..昭和5年(1930)山口玄洞居士の寄進で造築

宝形造本瓦葺の観音堂

弁天堂..昭和5年(1930)、林泉の畔に建立
  
水面に映る姿が美しい弁天堂には学芸や知識の女神・弁才天が祀られている
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 醍醐寺(下醍醐)-(1) (京都) | トップ | 平等院-(1)(宇治)  »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

寺社巡り-京都」カテゴリの最新記事