何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

正覚寺 (逗子)

2016年10月01日 | 寺社巡り-神奈川

【神奈川・逗子市】鎌倉時代の仁治元年(1240)、浄土宗三祖記禅師然阿良忠上人が住吉谷に良忠院悟真寺を建立したのが始まり。 室町時代の永正九年(1512)、小田原北条早雲が住吉城に三浦道寸を攻めたが、その兵火によって焼失した。
廃寺となった悟真寺は、天文十年(1541)、鎌倉光明寺十八世の快誉上人によって再興され、住吉山悟真院正覚寺と改称された。 宗派は浄土宗で、本尊は阿弥陀如来像。

狭い参道の奥に本堂が見えるが、本堂を隠すかのように庫裡が接近して建つ。 参道を進むと右手の墓所の前に等身大の地蔵尊像が佇み、参詣者を迎えている。
境内の隅に三界萬霊塔が立ち、塔の周りに多くの宝篋印塔、五輪塔、光背形石仏などがひしめくように佇む。 境内の少し離れた一角に、石造りの柵を巡らした小さな墓所があるが、三浦道寸と北条早雲との戦いで討死した三浦家の武将たちやその縁者が眠っているのかな。
本堂横の石段を上ると鬱蒼とした樹林の中に三浦道寸の住吉城址がある。 雑草に覆われた斜面にある苔生した狭い石段を上り詰めると、急峻な崖を背に住吉神社がひっそりと鎮座している。 社殿左に、まるでオートバイのサイドカーのように現代風の建物がくっついているが、厳かな社殿の風情を壊していて残念だった。 とはいえ、住吉神社の境内から相模湾や稲村ケ崎を遠望しながら、落城した三浦道寸の住吉城に思いを馳せた。
 
境内参道の奥に建つ本堂/本堂前に複雑に曲がった枝のサルスベリの古木がある

本堂と庫裡と墓所がひしめく狭い境内
 
本堂前に立ち、参詣者を迎える地蔵菩薩像/右手が欠けるが左手に宝珠を持つ大きな地蔵尊像

寄棟造銅板葺の本堂..簡素な向拝だ

境内の三界萬霊塔の周りに鎮座する宝篋印塔、五輪塔、舟形光背石仏群..奥に三界萬霊塔が立つ
 
三界萬霊塔傍の五輪塔..各輪に梵字が刻まれ、火輪の厚い軒口はゆるやかな反りをみせる/本堂近くの墓所に佇む宝篋印塔..塔身四面の月輪に梵字が刻まれ、笠の隅飾突起が大きく反りかえりひらいている
 
境内の少し離れた一角にある墓所..石造りの柵を巡らした中に様々な形の墓石が並ぶ

石造柵を巡らした墓所..北条早雲の軍勢と戦って討死した三浦家とゆかりのある墓所だろうか

木鼻が付いたような入口の柵柱越しに眺めた石碑と墓石
 
墓所前に立つ4基のシンプルな石燈籠..明治二十二年(1889)造立/右上奥に住吉神社が見える

背後の丘陵一帯は住吉城址..戦国時代初期、三浦道寸と弟の道春がこの山城に籠って北条早雲の軍勢と戦った
 
住吉城址に鎮座する入母屋造銅板葺の住吉神社..住吉神社は城の鎮守社だった/隣接する左の建物は何かな..向拝に「住吉城址」の説明板が置かれている

住吉神社の右手に苔生した小さな石祠が佇む
 
石祠の右手の岩壁の横穴はやぐら(谷倉)かな?

住吉神社境内からの相模湾と稲村ケ崎の遠望
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