何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

金乗院の石仏

2017年02月13日 | 石仏巡り

【東京・豊島区】非常に珍しい庚申塔があるということで、胸を躍らせながらの訪問だった。 本堂の前に鎮座するのがそれで「俱梨伽羅不動庚申」と称する庚申塔石仏。 一般的な庚申塔の主尊は青面金剛や猿田彦神だが、この庚申塔の主尊は不動明王で、しかもその姿は不動明王ではなく、不動明王が持つ剣に巻き付いた降魔の俱梨伽羅龍の姿なのだ。 初めて見る珍しい庚申塔に、暫くの間、魅入ってしまった。
門前に、蓮華座に半跏倚座で鎮座する地蔵菩薩像と磐若座に鎮座する不動明王坐像(投稿:「金乗院 (東京)」に掲載)があるほか、墓所への狭い参道の入り口に興味深い諸仏の石仏が鎮座し、墓参者を迎えている。

本堂前にある寛文六年(1666)造立の俱梨伽羅不動庚申..主尊は不動明王の姿ではなく不動明王の剣に巻き付いた降魔の俱梨伽羅龍
 
庚申に不動明王を奉じたこと、その不動明王が法形であることなど都内の庚申塔としては比較的早い時期の造立で珍しい形式

俱梨伽羅不動庚申塔の三猿

墓所参道に鎮座して墓参者を迎える石仏群

参道入口の2基の庚申塔..右は延宝五年(1677)造立(日月瑞雲、3猿)、左は元禄年間(1688~1704)造立(日月瑞雲,3猿)
 
宝永二年(1705)造立の舟形光背如意輪観音像/笠付庚申塔と舟形光背地蔵菩薩像
 
造立年不明の笠付青面金剛庚申塔(日月瑞雲,3猿)..正面2臂の持物は不明
 
立ち上がった姿形の三猿/舟形光背地蔵菩薩像..寛政三年(1791)造立とみられる
 
大きな石板に線刻された蓮華の上に月輪を彫り窪め、「聖観音真言」とみられる種子が浮き彫りされている..中央に真言宗の僧・雲照の刻

目白不動堂下の壁傍に並ぶ石仏
 
延宝四年(1676)造立の唐破風付文字庚申塔(日月瑞雲,3猿)..上部に「諸仏一切結合」の梵字が刻まれている/三猿は正面と左右側面に各1猿
 
山状角柱の六字名号塔(右)と山状角柱庚申塔/寛永六年(1629)造立の六字名号塔(回国六十六部供養塔)
 
造立年不明の庚申塔(3猿)..上部に阿弥陀三尊の種子が刻

目白不動堂下の壁傍に並ぶ石仏
 
磐石座に立つ造立年不明の舟形光背不動明王像
 
延宝八年(1680)造立の舟形光背如意輪観音像..蓮華座上に輪王坐で物思いに耽っている
 
元文五年(1740)造立の十一面観音菩薩像..光背上部と鼻と合掌する手が消失している
 
丸彫りの造立年不明の聖観音菩薩像..右手与願印、左手で蓮花を持つ
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