何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

浦賀湊周辺の庚申塔-(3)

2016年11月24日 | 石仏巡り

【神奈川・横須賀市】西浦賀の庚申塔....その2である。
丘陵にある高坂小学校近くの路傍に佇む石塔の中に、三面六臂の馬頭観音坐像の刻像があり、珍しい像容に少し興奮した。

■高坂小学校近くの路傍■

高坂小学校の下の道を吉井に向かって進むと分岐路の坂道の途中に6基の石塔が浦賀湊に向かって佇み、その中の1基のみが庚申塔。 庚申塔以外に、2基の馬頭観音、石燈炉、御霊前と刻印された石塔などが佇む。 三面六臂の刻像は馬頭観音坐像で江戸中期造立。(「とおりすがり」さんから三面像は青面金剛ではなく馬頭観音との指摘を頂いたので訂正。2017年1月18日)

鎮座する6基の石仏&石塔..左から2番目と3番目が庚申塔
 
寛延二年(1749)造立の駒型文字庚申供養塔(3猿)
 
享保十五年(1730)造立の馬頭観音坐像、宝冠の正面に頂いた像が崩れているが馬頭とのこと

左の石塔は不明、中央は馬頭観音塔..左の石塔は笠石(火輪)を失った五輪塔かな、塔身(水輪)に梵字のような刻
  
左端の石塔..「石燈炉」の刻  右端から2つ目の馬頭観音   右端の石塔..「御霊前」の刻

■常福寺■

常福寺は室町時代文明年間(1469~1487)の創建で、浦賀奉行所設置後、御用寺院を担った。 参道石段下の左脇に7基の石塔が佇み、その内の6基が庚申塔。 庚申塔台座から数10センチメートル先は個人駐車場になっていて、訪問時、台座ぎりぎりのところまで車があって撮影に難儀した。 台座上に整然と佇んでいるが、全体に劣化が進んでいるようで心配だ。 珍しい板碑型三猿庚申塔が1基あり、中央に3つの梵字が刻まれているが、風化で殆ど消えかけている。

鎮座する7基の石仏&石塔..右端以外の6基が庚申塔
 
寛政五年(1793)造立の板碑型三猿庚申塔
 
天保九年(1838)造立の舟型青面金剛庚申塔(1鬼、3猿)

天保九年庚申塔の邪鬼と3猿..邪鬼の左に鶏が彫られているように見えるが..
 
宝暦十二年(1762)造立で輪郭を巻いた舟型庚申塔(3猿)..中央に「南無庚申」の刻
 
造立年号不明の板状型青面金剛庚申塔(2鶏、1鬼、3猿)

造立年号不明板状型青面金剛庚申塔の邪鬼と3猿と2鶏
  
天保九年(1838)造立の駒型青面金剛文字庚申塔/造立元号不明の駒型庚申塔..像容などが剥落している/笠付型の供養塔で「百番観音神〇」の刻..上に「西国、坂東、秩父」、中ほど左右に「三浦及び四国八十八」が刻まれているので観音巡礼などの信仰をまとめた供養塔か
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1 コメント

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Unknown (とおりすがり)
2017-01-18 10:22:36
はじめまして。
寛延2年の三猿塔と並ぶ三面座像は馬頭観音です。
物流拠点として賑わった浦賀は水運がメインでしたが陸運も活発で、馬による運輸の組合もあったようです。

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