何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

十劫寺 (三浦)

2016年12月28日 | 寺社巡り-神奈川

【神奈川・三浦市】江戸時代初期の創建で、地元上宮田の豪族・二代目松原新左衛門を開基とし、江戸芝の「西応寺」の住職・厳譽が退隠後に開山した。  創建当初は真常寺と称したが、元和元年(1615)、松原氏が再建して寺号を十劫寺に改めた。
寺院に安置されている客仏・笠崎不動尊像は、室町時代天文十五年(1546)の泉円作で、当初、笹塚の不動堂に祀られていたが、その後近くの諏訪神社に....明治維新の神仏分離令により現在の十劫寺に移された。 宗派は浄土宗で本尊は阿弥陀如来像。 三浦不動尊第8番目札所。

見落としそうなところに六字名号塔が立つ参道を少し進むと、左手に斎場の「いちょう会館」が建ち、その先の銀杏の巨木が聳える奥に広い境内がある。
黄色い葉が残る銀杏の太い根元の傍に、江戸時代のマカセ漁師の墓石6基が本堂を向いて佇む。
大きなマンションを背にして建つ堂宇に燦々と陽が当たっていて、本堂の棟と向拝屋根に置かれた金色の装飾物が眩しいほどに輝いている。
本堂に向かって左に墓所が広がり、多くの古い石仏墓石や石造物が鎮座している。 本堂近くに古い五輪塔や板碑型や舟形光背の墓石が並ぶ一角がある。 その中に、それぞれ「妙典」と「弥陀三尊の種子」が刻まれた二基の板碑型墓石があり印象に残った。
 
参道入口で蓮華座に立つ六字名号塔/参道に建つ「いちょう会館」(斎場)..会館名は奥の十劫寺の門前の銀杏に由来か

門前に聳えるまだ黄色い葉を残す銀杏の巨木..奥に明るい境内が広がる

銀杏の太い幹の傍に本堂を向いて6基の「マカセ漁師の墓石」が佇む
 
「マカセ漁師の墓石」は箱型、唐破風付、山状角柱などの墓石..元文三年(1738)~文化五年(1808)の間の造立

棟端に獅子口を乗せた寄棟造桟瓦葺の本堂..連なる本堂の左の建物は?
 
落ち着いた雰囲気の向拝..向拝屋根下に天水桶と鎖樋

向拝の虹梁上や木鼻の彫刻が素晴らしい
 
虹梁上の龍の彫り物                         木鼻の獅子と像の彫り物
 
金色に輝く棟の獅子口と軒上の獅子と花(牡丹か)の装飾物

本堂と客殿(と思う)..手入れが行き届いた境内

本殿と客殿は渡り廊下で繋がっている

入母屋造桟瓦葺で妻入りの客殿(と思う)..合掌部に大きな懸魚..軒から鎖樋が下がる

本堂左手の墓所内の墓石群..中央の板碑型は万治三年(1660)造立で「妙法」の刻
  
弥陀三尊の種子が刻まれた板碑型墓石/享保八年(1723)造立の光背型墓石..観音菩薩像とおもう/墓所内に地蔵菩薩、如意輪菩薩、観音菩薩などの石仏が点在

宝暦・享保の年号が刻まれた光背型墓塔の石仏群

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