かざぐるまの呟き

宮古吟詠会で詩吟を楽しんでいます。詩吟のこと日常のことなど呟いていきます。

陣屋崎に駒井雅三の碑を訪ねて

2017-11-29 17:54:44 | 日記

 足元に気をつけながら、碑に少しずつ近づいて行った。落ち葉が深いので地面がよくわからない

ので気をつけて歩く。二人はどんどん先にいく。やはり年齢の成せることで、三年前に右足首を骨

折したことを思い出してしまう。石碑が見えて来たときは嬉しかった。とうとう来たかと写真で見

たのと同じ石碑の前に立って碑文を詠んだ。文字の彫りは浅いように見えたが「断崖の涯なくつづ

き 蒼茫と 暮れゆく海よ うみねこの声」この歌を思わず声を出して吟じてしまった。眼下に広

がる景色は埋め立てられ、埠頭や材木置き場になり、さらに屏風のように浪よけのコンクリートが

張めぐらされすっかり変わっている。この碑は東を向いているとばかり思っていたが南向きだっ

た。木漏れ日が当たって穏やかだった。H氏から当時の話を聴いたり碑の回りをうろうろ歩いて

落ち葉をのけたりして一時を過ごした。風もなく私たちは落ち葉の上に腰を下ろし、串団子を食

べお茶を飲みながらおしゃべりをした。雅三さんは、ふるさとの海の美しさを詠み、写真ととも

に世に紹介した。このように変わるとは夢にも思わなかっただろう。眼下の海、白砂青松、変わ

りゆく景色を嘆いたかもしれない。3.11の大地震大津波をこの陣屋の崎で見ていた。しかし、

良いこともある。埠頭ができたおかげで大型の船が入港し市民に夢を、元気を与えてくれた。

日本丸、海王丸、パシフイックビーナス、飛鳥Ⅱ等、そして来年は、この碑の前のフエリー

バースにシルバークイーンが姿を現す。見ててください。

   木の間から見える下の景色

石碑の台は埋まり雅三さんの膝から下は埋まったということ

  天気もよく楽しみました。

40分ぐらいいて静かに陣屋を下りました。次は明日。後ろはホテル近江やです。

 

 


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