き 楽 かん

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心あたたまる話

2012-03-03 05:52:52 | 韓国語自習ノート
41話

妻の失敗

視覚障害者の夫を持つ妻がいました。

新聞記者だった夫は事故で両目の視力を失いましたが、家でコラムを書いて新聞社に送る仕事を続けていました。
妻は夫が引っかかって転びでもしたら、と家の中のすべてのものをいつも定位置に置き、夫は視覚障害者の特有の感覚ですべてのものを一人でできるようになるまで自ら練習しまいた。
その日も夫は遅くまで記事を書いていました。寝る準備した妻はベッドの上に横になり仕事をする夫の姿を愛情いっぱいの目で眺めていました。ですがベッドの横の引き出しがじゃまになり夫の顔の半分が見えません。
妻は引き出しを横に少しずらして夫を眺めました。
夫を見つめる妻の顔にやっと明るい笑みが浮かびました。
どのぐらいたったでしょうか、妻は眠気に勝てず知らずに寝てしまいました。
夫の記事の作成が終わったのは真夜中でした。
「あぁ、疲れた。」
夫も伸びをして横になりました。
いつものように妻のそばに横になった夫は、ふと書斎の明かりを消さなかったことを思い出しました。ぐっすり寝ている妻を起こしてはいけないと思い、そっと起きた彼は歩き出そうとした瞬間、引き出しに引っかかって倒れてしまいました。
目の前に火花が飛んで全身に熱湯をかけられたような感じと共に床に倒れました。メガネとスタンドが壊れる音に驚いた妻が起き上がりました。
「あなた、どうしたの。」
驚いた妻は夫を支えて起こしました。
「う、大丈夫だ。」
「これ、血だわ、血、、、」
救急車が走ってきて病院に運び込まれ応急処置を受け、妻はやっと事態を把握しました。妻は泣きながら言いました。
「あなた、ごめんなさい。私のせいだわ。引き出しを少し動かしたから、、、」
本当に少しだったのでした。10センチになるかならないか動かした引き出しにぶつかってまぶたの上が裂けたのでした。
奇跡は何日か病院の世話になって退院して帰る車の中で起こりました。
夫が目をこすって窓の外に頭を回した瞬間でした。
「どうしたの。目が変?病院に戻ろうか。」
「いや。それが、、、見えるみたいだ。」
妻はとても驚いて道端に車を止めました。夫は妻の顔がぼやっと見えると言いました。
「見える、お前が見える。」
「あなた。」
妻の目に涙が浮かびました。夫の顔が見たくて引き出しを動かした妻の深い愛が信じられない奇跡を起こしたのです。
ジャンル:
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キーワード
視覚障害者 泣きながら
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