染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
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札幌三越 新潟物産店

2017年03月09日 | 店主の一日
三越札幌店での新潟物産店は今日が二日目です。
会期前に展示していただいた自然布もなかなか好評のようです。

写真は藤布。藤の蔓を割いて繊維を取り出し糸にしたものです。

絹にせよ綿にせよ、糸は効率的に均一に作られるのが望ましいのでしょうが、それで失われてきたものも少なくありません。
「絹でも綿でもいい材料があるのだから、わざわざそんなものがなぜ必要なんだ?」という考えもあると思います。
そもそも、効率がよくて均一なものを作る努力をしてきたのですからねえ。

どんなものでもそういった合理性だけでは片付かないよなあという気がします。
自然布というのは効率の対極にあるものかと思います。
もちろん、きものも効率とは対極にあるものと思います。
そんなところに惹かれるのがきものであったり、こういったものづくりであるのかもしれません。
効率の先にはない温かみを感じます。
どうぞ札幌三越の新潟物産店会場にお出かけください。


他にもこんな感じ。


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