もう10月も終わりますか・・・
あと、1年も残すところ、2ヶ月。なんだか、盛岡も急に寒くなってきたし、たぶんあっという間に年の瀬なんでしょうね。
でも・・・私はにわかに忙しいっ!
全体的には落ち着いて、仕事は季節的にこれから忙しくなるんだろうけど、雑務が多すぎっ。
分かっていて引き受けた学生教育担当だったけど・・・まあ、仕事多いねえ。
一番は試験問題作成。
一応、各専門の先生にお願いしたりして、分担していますが、先生方も多忙の中、協力してくれるし、結局1/3が自分で作っちゃう。しかも、作っていただいた問題も形式などを整える作業は私がしますし・・・教授のチェック後や試験委員のチェック後の訂正も私。ある学年にいたっては、これ以上他の先生に迷惑かけられないので、40問以上、自分で作りました。
・・・
・・・
・・・他の仕事、何もできねぇじゃねえかっ!
しかも、その試験の解説講義。国家試験直前講義など、講義も多い。私にとっては今年が初めてなので、資料作成にも時間とられるし・・・
唯一の利点は、いろいろな分野を勉強できること。それこそ、自分が国家試験を受けた時に勉強した以来の内容だったり。そう思って引き受けたところもあるんだけど、これも自分のスキルアップのためと考えて、頑張りましょう。
なんか、愚痴っぽくなってきましたが、それでもなんとか教育担当の仕事の全体像が把握できてきていて、少し楽にはなってきたのですが。
さて、そんな若干師走を目前に忙しくなるであろう今時期に、ちょっぴり実験を始めようかと考えていました。
詳細はともかく・・・
その実験にどうしても使わなくてはいけないものがあります。それは・・・
・・・
・・・
・・・
正常の血液
・・・なんだか、変!?
まあ、変な実験するわけではありません。患者さんにそのまま還元できるものなので、意義深いものだと自負しているのですが。
さて、この血液をどこから調達するか。
献血で得られた血液は倫理上使えません。好意で頂いた血液ですし、実際に使用されるわけですから。
あとは、期限が切れた輸血用血液を使う方法。
本当はこれを考えていたのですが、皆の前で実験プロトコールを話したときに、
「期限切れはデータ解釈に難があるのでは?」
・・・
・・・
・・・まさか、採血して・・・!?
まあ、どうせやるからにはねえ。
・・・っつーことで、正常血液は医局員の協力も得て、自ら採血することになりました。
自分の実験ですから、まずは私めから。
今週の月曜日、抜いてきました。
血液400mL。
・・・
・・・
・・・
普通の献血は200mL。400mLの場合は血液の一部を体に戻す成分献血。
しかし!!
私の場合、400mL脱血。しかも、ものの10分ぐらいで。
抜くスピード、早くね!?と思ったのは内緒。
はじめはよかったんです。なーんにも感じませんでしたから。
「終わりましたよ」
って、言われて、起き上がってみると、
・・・
・・・
・・・お、おおー。くらっくらです。
「普通なら点滴をするんですが、大丈夫ですよね?」
多分・・・
「点滴がわりにこれ、どうぞ」
と渡されたドリンクは・・・
・・・
・・・
・・・
「おーい、お茶」
しかも、
「濃い目」
・・・
・・・
・・・
ぐびぐび飲めないやないかーいっ!
でも、ちゃんと飲みました。少なくとも400mLは補充しないと。
採血したの、夕方だったのですが、帰宅するあたりから、もうくらくらするのなんのって。献血したのは・・・高校生が最後だったような。
軽く考えていたけど、結構効きます、400mL採血。
多分、私の体格から言うと、循環血液量の1割ぐらいに相当します。うーん、そりゃあ、くらくらもするか。次回の採血は1ヶ月以上あける必要がありそうです。
いずれにしても、採血されてくらくらしながら、健常人でもこうなるのだから、具合の悪い子どもたちは・・・・よしっ、頑張るぞ!、と決意を新たにするakiraなのでした。