コンフェデ ブラジル戦！

安堵と悔しさと嬉しさが入り混じる
不思議な感覚！

正直、結果から見てもジーコ就任以来の
ベストマッチなのは間違いないだろう！

２－２

結果から見ればブラジルは引き分けでも
良かったわけでその辺りのブラジルの狡猾さ
はあっただろう。

しかし、この試合を見れば2006ドイツに
向けてそう悲観することもないのではないか
と思えた。

もちろん実力差を見れば世界トップクラスの
ブラジルとはかなりの差があった。
しかし、力が足りないものは足りないなりの
戦い方があるということを
今回は証明することが出来た。

キックオフ直後から
かなり上手いボール回しを見せ付けられ
どうなることかと思った。

ミドルレンジでアドリアーノが持っただけで
怖かったし、ロビーニョ、ロナウジーニョ、
カカのPKエリア内での個人技もやばかった。

他にも本来レギュラーではない
サイドバックの運動量、質は充分、
ルシオの1対1での体の強さもビックリした。

対する日本
目立ったのは中田！
このコンフェデという大会で改めて日本に
絶対不可欠である選手であるということを
認識した。

汚れ役としてハードなチェック、
広い視野によるロングボール、
相手の最重要人物ロナウジーがボールを
持つ前のオフザボールでも自由にはさせず
かなり「ボランチ中田」が機能していた。

チームに不必要だったのが、
小笠原、サントス。
チームがダイレクト、２タッチでブラジルの
きついプレスをかいくぐろうとしているのに
この二人は持ちすぎ、取られ、カウンターの
ピンチを何度か招いていた。

特に
サントスは玉田、柳沢にシンプルに当てれば
いいものをこねて、サイドに素直に渡さず、
中を無理やりこじ開けようとして、
失敗していた。

難しいことやろうとして目立とうとしている
のか、母国相手に興奮しているのか？
（でも、最近いつも駄目だから前者かな？）

厳しい言い方だが、
学習能力がないのではないか！？




今回印象に残ったのは
ブラジルはフリーになるのが上手い。
パスを受けることに関しても、
ゴール前でフリーになること
に関していても日本の数段上を行っていた。

日本はフリーになるのが下手なのか？
ブラジルがフリーにさせないのが
上手いのか？
パスコースが限定されてしまっていた。

多分それも小笠原がボールを持ちすぎていた
原因にも思う。
（サントスはいつももちすぎなので除く）

あと、コンビが上手かった。
ワンツー。ヒールでのパス。

日本は選手間が（疲れから来るのか？）
コンパクトにできなかったので、
ワンツー等しにくかったことであろう。
勉強になったのではないだろうか？

強豪国に1年後、個人技で崩すのは
難しいと思う。

この1年でコンビネーションを
上げてもらいたい。



ジーコに関しては珍しく早い段階で
（割と）的確な交代をこなし、
僕をビックリさせた。
選手だけでなく
「監督も成長しているんだな。」と思った。

試合前の不安を吹き飛ばす安堵感。
コンフェデはこれで終わりという悔しさ。
ブラジル相手に引き分け。という嬉しさ。
を胸に今日は寝ます