弊社のG8で、ヘアライター増田ゆみさんのフォトセミナーが開かれた。
増田さんとは宣伝会議の編集者セミナーでお会いして、もう5年ぐらい経つだろうか。
そのときはサンドリヨンというヘアサイトの編集長だったと記憶している。
宣伝会議のセミナーで、増田さんとお会いしたのは確か当時のマリクレールの編集長の方の講義だった。
ぼくが「ファッションにおけるヘアデザインの重要性」?みたいなことを質問したときに、声をかけていただいたのが最初だ。
美容業界誌の編集者時代にも大変お世話になり、ぼくが前にいた出版社から刊行されている単行本もよく売れている。
美容業界にとって、美容師さんたちにとってとても大事な方なんだと、改めて感じている。
「女性像」という言葉が浸透するまで、どれぐらいかかっただろうか。
美容室をつくる上で、マーケティングもなし、ターゲットも絞らないで出店することが多かった時代があった。
ファッション(服)には好みも生活感も所得も美意識も関係していて、アパレルショップをつくる上で、いわゆる「女性像」を把握することは当たり前だった。
モード、フェミニン、カジュアル、ストリート、コンサバ、マニッシュ、アヴァンギャルド、シック、ナチュラル、スイート。
いくらでもファッションはイメージ用語が出てくるが、ここ最近までは「ヘアデザイン」においてこのイメージ用語はそんなに使われていなかった。
結局、ヘアデザインだけでその人を語るのは難しいし、髪だけに美意識を凝縮させるのには限界がある。
しかし、服の次に「その人らしさ」を演出するのは紛れもなく「ヘアデザイン」なのだ。
そうなると、ヘアデザインもファッションだし、ヘアにおけるイメージ用語だって多様に存在するのは当たり前。
ここ5年ぐらいで、やっとファッションとヘアデザインが紐づいているんだ!と確信に近づいて来たんだと思う。
さっさとこの授業を全国の美容学校に取り入れるべきなんだが。
増田さんのセミナーは、そんな女性像の把握を、日本で発行されている女性誌をキーに大きく4つに分類している。
雑誌のタイトルからその女性像のライフスタイルを紐解き、メンタルまで仮説を立てる。
服やコスメ、恋愛観に所得にカルチャー。
たくさんの要素で構成されている今の女性像を分類し、理解することは容易ではない。
物質で女性像を分類しようとしても、多様化したファッションと美意識がオーバーラップしているから、そもそも分類が難しい。
そこで増田さんは、この雑誌を読んでいるターゲット層は「どんな年代でどんなメンタルを持っている人なのか」で分類することを薦めている。
女性誌をそういう観点から見ることはとても新しくて、ぼくみたいなオトコたちにとっては、「この雑誌を読んでいる女性はどんな気持ちなんだろう?」と想像することで新しい価値を発見できるに違いない。
これはぜひ今後やってみたいと思う。
毎月10日、25日は雑誌が多く刊行されるので、この2日は本屋に行くしかない。
フォトセミナーと題したセミナーだったが、写真を通して「魅せる技術、魅せる考え方」を学んだと思う。
セミナー内容をここでつらつらとは書けないが、やっぱりヘアデザインを見る時も増田さんは「編集者の目線なんだなあ」と感じた。
率直な感想です。
毎日めまぐるしく変わるファッションやイマドキの女の子の美意識なんて、編集して自分で咀嚼していかないと追いつかない。
それを服で見たり、メイクで見たり、髪で見たり、メンタルで感じながら日々自分の美意識をアップデートしていくのだ。
そんな「編集者目線」を今美容師は必要だと思うし、編集者は「現場美容師目線」が求められているんだと思う。
まったくもって話しがまとまっていないが、セミナーを通じて自分の美容人生を振り返ってしまった1日だった。
増田さん、ありがとうございました。
増田さんのブログ:
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