エッセイブログ~すべらない話し~

 私のまわりでおこる様々な出来事。恋あり、笑あり、涙あり、人生ブログ。

ビニール手袋

2014年11月22日 | エッセイ (2014)
 今日も相変わらずお客さんがそれなりにいつも通りに来た。
 お風呂を上がる時間を言っているのにもかかわらず、かみ合わない夫婦が来たり、ハーフの家族がいたりした。

 今日はギリギリまで、ビニール手袋をはめて、ロッカーを触ったり、靴箱を触ったりする、がたいがいい40代の男の人が最後までいた。
 ボディーソープとシャンプーを一つ丸ごと使って、周りを泡だらけにしていた。
 神経質の様で、この前は、時間で、シャワーのお湯が止まったと言って、ワーワーと文句を言ったので、近くにあった風呂おけにお湯を入れて、持っていったら、逃げまくって、浴槽に入った。
 人から、触られたり、お湯を持っていったりする事が嫌いの様である。
 まったく、それなら文句言うなよと思った。
 だけど、今日は、愛想が良くて、機嫌が良かったようである。帰り謙虚にありがとうと言って帰っていった。

 人間は、話せば分かる人が多いので、見た目で判断してはダメだという事が身に染みてよく分かる。

 妖怪体操の様な変な体操をしている40代であろう男の人は今日は来なくてよかったが、何にしても遅くなった。

 これから、真冬になって、雪が降って、私はどうなっていくのだろう。

 

 
 

高倉健さんが死んだと聞いた時

2014年11月18日 | エッセイ (2014)
 今日は、お昼にお風呂のフロントにいたんだけど、お客さんから健さんが死んだと聞いた。
 えっまさか、あの高倉健が死んだとは、思いもしなくて、「本当ですか?」と聞き返した。

 それからテレビでバンバンあってたから本当だろうと思ったが、お客さんも言っていたが、いつか人は死ぬんだなと改めて思った。
 あの健さんが83歳で亡くなるなら俺なんか50歳で死んでもおかしくないかもしれない。
 
 だから一瞬一瞬を大切に生きていかないといけないと思う。

 その後、いつもジュースをくれるお金持ちのおばぁさんが来るのだけど、すぐ人にお金をやろうと差し出すからみんな困っている。
 
 同じ年の掃除のおばぁさんにもお金をあげたり、タクシーの運転手にもやったりしてるだろう。
 挨拶をしたり、話してくれたりすると嬉しそうにするから、寂しいのだろうと思う。これから先、悪い人に引っかからないといいだろうなと思う。
 この前はさすがに千円くれようとしたから、どうしても返した。
 だって時給七百円で働いているのに、少ししか話していなくて、千円って時給が合わなくなる。
 一時間くらい話すならもらってよかったかな(笑)

 そういうわけではなくて、お金も命と同じくらいに尊いものだ。

 だけど今日は、どうしても誰かにか話したい事がある。

 「あの健さんが死んだって。」

熱が出た

2014年11月16日 | エッセイ (2014)
 お風呂フロントで、穴が空いた隙間から、風が吹いてくるので、ストーブが壊れて、超寒くて、熱が8度出て死のうかしていた。
 今朝、点滴を打ち、何とか熱が下がったけど、熱が下がった時はきついよね。
 きついけど、仕事に行って相変わらずお客さんがたくさん来た。

 いつもの様にハーフの女の子がテコテコと洋服のフードをかぶってやってきて、少林寺の型をして、踊っていた。
 それを見てきついのが少し吹き飛んだけど。

 かわいい顔に似合わず勇ましい姿がギャップがあって、かっこよい。
 私が手を癖でカウンターについていると、その女の子が「アー」「フン」と指差して、注意するからカウンターに手もつけなくなってしまった。

 風邪できつくて、それどころではなかったけど、子供見るとなんとなく元気になるよね。

 昨日よりもよくなってよかったよかったと思っていると、コーヒー牛乳と普通の牛乳の自動販売機で押し間違えたと言って、牛乳をカウンターに置いて「また、間違えたから。」と颯爽と帰って行った。その男の人はこれで三度目である。

 ここのお客さんは、可笑しい人が多い。

 てか俺もか。

 

大人のケンカ

2014年11月09日 | エッセイ (2014)
 久しぶりに大人の男同士のケンカを見た。
 口げんかでよかったが、お風呂で、いつも来られる会員さんとお客さんが言い争っていた。

 トイレの前で、会員さんが太ったお客さんに、「腹が出てるから切った方がいいんじゃない?」と冗談で言って、ムカッときたらしくて、「警察呼んで」と言われたから、どうしたものかとおもい、電話番号を押したが、どうせ来ても大したことは警察もしないと思い、受話器を置いて、「どうしても話し合いで何とかなりませんか?」と言ったら、分かってくれたみたいで、30分くらい話し合いで解決してたみたいだ。

 まったく大の大人が何をしてるのかと、冗談ですまなかったのだろうかと思ったが、確かに人格を否定されることを言われたら腹が立つだろうなと思った。
 殴らせたら気が済むと言っていたが何とか殴り合いのけんかにならなくてよかった。

 その後、いつも来るロシアと日本人のハーフの小学生の女の子がカウンターの所に来て、アイスクリームを買い、舐めながら、世間話をするのだけど、大人びいた話し方と方言バリバリの日本語を顔に似合わず話す仕草がギャップがあり、可愛らしい。
 目がクリッとして、洋服のフードを頭にかぶり、うまそうにアイスクリームを食べる。
 
 「アイス美味しい?」と聞くと何度か首を縦に振り、大きな目を更に大きくして「うまい」と答える。
 その後、私が掃除してたのを真似をしてるのか、ホコリを取るコロコロを転がして、フロアーの回りを掃除してくれる。
 「ありがとう。」というと照れたような素振りをして、フードを被りまたコロコロと掃除をする。

 ロシア人のお母さんが風呂から上がると、急いでみんな帰るのだけど、その一時の時間が子供は楽しそうだ。

 外人の様に大げさに両手を広げて、舌を少し出してとぼけたように「分からない」という仕草をいつもするのだけど、大人同士のケンカを見ていて、私が両手を広げて、「まったく意味が分からない」と真似をしていた。