本当のヨーガを体得しましたので皆さんにご紹介したいと思い、これからいろいろと活動していきます。

 私の体験したヨーガの創始者はゴータマブッダ、即ちお釈迦さんで、日本には大正時代に中村天風によってもたらされました。

天風が言う無念無想

2016-09-15 16:20:15 | 日記
中村天風はインドから帰国途中シナに立ち寄った。彼は密出国して8年ほど経っていたが、当時密出国の事項は10年だったからシナで時間を稼ごうとしたのだ。

当時孫文が第二次辛亥革命の最中だったか(?)。警護隊長となって孫文を助けたのだ。

ちなみに孫文という奴、ひどいウソつきで頭山さんもコロッとだまされたらしい。彼は蒋介石に追われた時、今の金で言えば数千億の金を持ち出し、後に天風と山分けした。天風はそれを持っていたので帰国後、銀行の頭取に据えられたのだ。


話が前後して申し訳ないが、天風が10代の時、日清戦争の軍事探偵(の鞄持ち)となって満州辺りをうろついていた或る日、敵と一対一の戦いをした。仕込み杖を抜いて無我夢中で動き回って、気が付いたら相手が倒れていたという。これが最初の決闘だった。

斬り合いを何度もした天風はやがて「人斬り天風」と呼ばれるようになったという。

その頃の境地は「今度は右からくるか、それとも左からか?とにかく相手が振りかぶった瞬間が勝負だ!」などと考えて切り結んでいた。

天風はとにかく強かったようで一度も負けなかった。まあ、負けたらその後の彼はなかったが。

「ぬしゃ生まれる時を間違えた。元亀天正の頃に生まれておったら刀一本で天下を取れただろうに」と頭山さんに冷やかされたらしい。

天風が孫文の警護隊長をしていた時、敵と斬り合った時の心境は「何とも思わず考えず、ただ相手の動きに自然と体が動いて」敵を倒していた。

この境地を天風は無念無想と評している。

彼が軍事探偵をしている時、敵に回ったコザック兵などを相手にしたら傷を負わせて追い払えばよかった。敵は報酬の金が目当てだからかなわぬと思ったらすぐに逃げ出した。

だが警護隊長をしている時はそうはいかない。孫文を殺そうとしている連中は天風隊を見つけると仲間に報告する。すると彼らは天風の部下が一人になった時を狙って一人ずつ殺して行くだろう。それを阻止するには、見つけた暗殺者を逃してはならない。必ず殺さなけれ
ばならなかった。

そのような状況に有っても天風は泰然自若としており、刀を抜いてもあれこれ考える事が無かった。

どうしてそのような心境たり得たか?それはインドの山奥でカリアッパ大聖人にヨーガの「天の声を聞く行」を教えてもらったからだ。

ヨーガを極めたら平和主義者になるのだなどと勘違いしてはならない。平和を希求することは尊い事だが、ヨーガを修行するのは現実を無視して夢想する人間になる為ではない。

ヨーガの「天の声を聞いている状態」をカリアッパ師は「声なき声を聞く」行と言っている。本当の無念無想の境地とはこの境地を言うのが正しいと思うが、とにかく天風はなんとも思わず考えないで敵と切り結んでいる状態を無念無想と言っている。

ここまで行って初めて活人剣など言う事ができるのだ。

人はこのような境地で日々を生きて行くのが理想だと思う。斬り合いなど必要ないが。

それができるようになれば天風のように野生の虎がいる檻に入っても何も起きず無事に出てこられるだろう。

「山奥の仙人を訪ねたら傍に虎が猫みたいに座っていた」などと言う話があるが、まんざら嘘ではないと思う。


さて幕末三州の一人山岡鉄舟は夢想剣(字を間違ってはいないと思いますが)を説いていたらしいが、天風の言う無念無想を言うのだろうと思う次第。

ただ鉄舟の境地は猛烈な稽古によって導き出されたものであって天風とは違う。天風は剣の稽古も人一倍やったであろうが、その上にヨーガを極めて絶対積極心を体得した。

絶対積極心とは一切の不安、恐怖などが無いままに生きている境地の事である。

五輪やワールドカップなどの本番に於いて持てる力を発揮できずに敗れる選手が多いが、彼らは「もっと練習をしなければ」と思う。これは正しくないのだ。練習をするのはいい。鍛錬を怠けてはならないが、だがいかなる状況にあってもびくともしない精神=絶対積極心を体得する事を忘れてはならない。





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