私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。吉備の国の中心地でもある吉備津からその歴史などをお届けします

出雲からの脱国作戦

2017-08-13 09:47:35 | 日記

 オホクニの母は
 「お前が出雲の国にこれ以上いては、きっと、八十神たちに滅ばされてしまうこと間違いなに。逃げるが勝ちだ、今、木の国にいる大屋毘古神<オホヤビコノカミ>のもとに行きなさい。助けていただけます。
 と言って、

                       ”速遣<イソガリ ヤリタマヒキ>”

 直ぐそのままの姿で、木の国。そうです。紀州へ急がせます。なお、此の「大屋毘古神」は、木の種を日本に初めて播いた神様です。その土地が紀ノ国だったのです。だから木の国なのです。ここから日本全体にある森が生まれたのです。最初は人も森の何もこの国にはなかったのです。神話の世界ではですが。
 又、この「大屋」と云う名も、もともと家の棟木のことなのですから、『木』と大変関わりのある名を持つ神様です。この神様は、書紀には
   「素戔鳴尊の子で、五十猛ノ神<イダケルカミ>で、“有功之神”」
 と書いてありますので、何事も広く受け止めて、きっとオホクニを守ってくれると母は思って遣わしたのです。でも、その母の思いを八十神は察知して、追いかけて矢を撃ちかけて来ます。八十本もの矢が、一度に、オホクニめがけて飛んできます。オホクニは、丁度、すぐ側に有ったのでしょう大木陰で身を守ります。そして、それからの事に付いて、古事記では

                       “自木俣漏逃而去<キノマタヨリ クキノガレテ サリキ>”

 と書いてあり、これを宣長は
 「こは大樹の下に隠居て、其木の俣(また)より脱出して、竊に遁去りたまふなり」
 と、説明しております。   

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