私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

ちょっと枕草子の209段を

2017-09-20 07:04:09 | 日記

色々な方面に飛び火しながら、なにやらかにやら書きなぐっておりますが、今日は、また折角ですら、枕草子にある「おれ」を書き写してみます。ご興味ある人はご覧ください。

 “賀茂へまゐる道に、「田植う」とて、女の、新しき折敷(おりしき)のようなるものを笠に着て、いと多う立ちて、歌を唄う。折れ伏すやうに、また何ごとするとも見えで、うしろざまにゆく。「いかなるにかあるらむ。をかし」と見ゆるほどに、郭公をいとなめう唄ふきくにぞ、心憂き。
                  「郭公、 おれ  かやつよ
                             おのれ鳴くきてこそ  我は田植うれ」
 と唄ふをきくも、いかなる人か、「いたくな鳴きそ」とは、いひけむ。
 仲忠ガ童生ひ、いひおとす人と、「郭公、鶯に劣る」といふ人こそ、いとつらう、情けれ。”

 とあります。さすが清少納言と、今更のように思いを致しております。

 さて、どうして平安の当時には「郭公」がそんなに憎々しげに見られたのでしょうか。それはまた明日にでも。乞!!ご期待でもないのですが??????


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