「魏誌倭人伝」にある{お酒好きの日本人}ですが、このお酒は、それより以前の黍や野葡萄の実などから作られたものとは違って、米から作られたお酒である事がはっきりする資料を私は持っております。天保15年(1845年)に出版された
”日本二千年袖鑒”
という本です。
此の中に
「人王十六代 酒を造る 千五百七十二年ヨリ」
と書かれてあります。十六代とは応神天皇の時代で、天保15年から見て1572年も前のAD270年ごろになります。この頃は、既に、日本に於いて盛んに米作りが行われていた弥生時代の後期に当たりますので、お酒も純米酒が作られたのではないでしょうか。
なお、この270年頃は、「倭人伝」によりますと卑弥呼の時代ですから、応神天皇の時代とは聊かその時代に差異があるのですが???どうでしょうか