私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。吉備の国の中心地でもある吉備津からその歴史などをお届けします

イザナミの復讐

2016-12-19 09:26:40 | 日記

 それまでの愛情の反作用で、激怒したイザナミは、今はにっくきイザナギを逃がしてなるものかと家来に命じて追わすのです。それが

                     “予母都志許売<ヨモツシコメ>”

 黄泉の国の鬼です。
 このことについて、宣長は“おそろしき物を、世に鬼といい、形の恐ろしく見悪<ミニク>きを云う。”とあり、ただし、この場合の「鬼」は、仏教の伝来以来、日本人の間で考えられるようになった地獄の『鬼』と云った概念ではなく、書紀に書かれているように「醜女<シコメ>」だと説明しております。(なお、日本書紀には「泉津<ヨモツ>醜女、一云泉津日狹女<ヒサメ>」と)

 この「志許売」を使って、逃げて行くイザナギを捕まえようとおわすのです。イザナギも捕まっては大変です。ただ、逃げるだけでは黄泉の国の道です。鬼たちには敵いません。すぐに追いつかれてとっ捕まること疑いなしです。そこでイザナギは作戦を立てます。「地獄の沙汰も金次第」ではないのですが、彼等から逃げおおせる手段は何かないかと考えるのです。まず、取り出したのは、その髪に挿していた

                       ”鬘<カズラ>”

 です。「鬘<カツラ>」は、本来「カズラ」から派生した語で、古代の人々は男女を問わず髪がざりに「かずら」を捲きつけて飾りとして使っていたからその言葉が生まれたのだそうです。

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