黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』小路幸也(集英社)

2008-05-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
紺と亜美にかんなが、青とすずみに鈴花が生まれ、さらに賑やかになった堀田家。そんなある日、店のガラス戸棚に並んでいた3冊が、何者かによって並べ替えられるという事件が起こる。一方、小坂菜美と名乗る女性が持ち込んだ古本の1冊に、“ほったこん ひとごろし”と子供の文字で記されていて……『秋 あなたのおなまえなんてぇの』、
店の周りを不審な人物たちがうろつき始めた。そんな中、かつて勘一たちと一緒に暮らしており、その後アメリカに渡っていた高崎ジョーの孫、ケント・タカサキから荷物と手紙が届いた。ジョーが亡くなって10年、家を建て直すために掃除をしていたところ、大量の本と共に、それらを勘一に送るようにと指示した手紙が見つかったのだという……『冬 冬に稲妻春遠からじ』、
研人の友達で、本好きな少女メリー(芽莉依)が、“羊が後ををついてきて困る”といっていると、彼女の母が相談にやってきた。しかもその羊は、<東亰バンドワゴン>に来ると消えるのだという。一方、勘一の代わりに京都の古本屋の有志の懇親会“六波羅探書”に出席することになった青とすずみ。そこで、1冊の本を見せられるが……『春 研人とメリーちゃんの羊が笑う』、
最近、我南人と女優・池沢百合枝の関わりについて訊き回っているものがいるらしい。しかもその情報は、どうやら彼女の事務所の社長・浅羽がお金に困って流したものらしく、彼らにスキャンダルの危機が迫る……『夏 スタンド・バイ・ミー』の4編収録。

東京バンドワゴン・第3弾。
かんなちゃんと鈴花ちゃんが増え、さらに大家族化が進行中の堀田家。今回もいろんなことがありつつも、どこかほのぼのな雰囲気♪
すずみさんの江戸っ子な啖呵が素敵です(笑)。

<08/5/29>


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