お気楽かつら・カムーロ見や毛

どうせもう髪は生えて来ない。
ひらき直ったおじさんの 目からウロコの
リベンジ体験記

ズラではない。ただのハゲだ。

2007年08月26日 | それは悔しいハゲ時代


ハゲの時代
僕がまだ「ハゲの時代」つまり5年以上前の事です。
今もカツラを取ればハゲですが、敢えて「ハゲの時代」と呼ぶのは
「カツラを持っていなかったただのハゲおじさんだった時代」と
言う意味です。

大部分の薄毛男がそうであると思いますが、日常生活の人間関係において自分がハゲであることは意識して行動しています。

ハゲへの偏見
多分「こいつはハゲだ。」と周りが思い、見ているからです。
これは「こいつはデブだ。こいつはチビだ。」と思われているのと同じくらいの差別的な気になる感覚なのです。(その点、僕なんか欲張ってチビ・デブ・ハゲの三重苦を背負っています。うう、逃げ場がない!)

3人の女子高校生
JR山の手線の車内は混んでいて入り口から数歩歩いた中程に僕は立っていました。
どこかの駅に止まると3人の女子高校生が黄色い声で話しながら入って来ました。

僕は彼女達からできるだけ遠くへ立っていようと思って反対側の入り口に移動しガラス窓から外の風景を見る体勢になりました。
なぜかというと僕はピーピーうるさい若い女の子は生理的に嫌いだからです。


当時はチョベリグ言葉でしょうか、彼女たちは早口で大きな声で満員車内の場所もわきまえず話に夢中です。
大人たちがそれをとがめず黙して容認してる事は問題ですが、へたに注意すると
「チカンでーす!」と叫ばれかねません。

(電車内で携帯電話に夢中の女性に注意したサラリーマンが、チカン呼ばわりされて逮捕+失職したニュースがありましたね。裁判で潔白無罪が証明されても復職は難しいのが日本の現実です)

世の偏見の眼差しにさらされている「ハゲ」というサインを宿命的に体の最上部に所有している男は、ただでさえ慎重に清く正しく行動しなくちゃいけません。そうでないとイメージの悪さから誤解を受け易いのです。

できるだけ屈辱的な目に会わない様、触らぬ神にたたりなし。と胆に銘じてソシアルな場所では大人しくしていなくてはいけませぬ。
なぜなら屈辱的な目に会っても四面楚歌、この地球上に生きてゆく気力が消えてしまうだろう我が身が恐ろしいのです。

乗客は駅に止まるたび更に混んで来て、とうとう3人の女子高校生は押されて僕の背中に触れる程に接近して来ました。
「うう、やばい。うちの小さな子供達はこんな高校生には育てないぞ!」
心に誓いながらできるだけ平静を装ってドアの外の風景を見ていました。

そうしながら
海外ビジネスで世界中を股にかけて駆けずり巡っているいる知人が言っていた事を思い出していました。
「ルーズソックスにミニスカートですか。東京の夜こんな時間に街を歩いてるの女子高生は、パリだったら歩いてるだけで犯罪だ。」
夜の渋谷で普通に見かける制服女子高校生を見て、知人は驚いていました。


とにかく僕は、どこかの駅でこの思春期の爆弾娘たちが早く下車してくれる事を願ってじっと立っていました。

「そんでさ、○×●△でぇ、▼×??●△!」
「きゃっきゃ、チョー△●△!」

話は宇宙語ではずんでいます。

ところが彼女たちの一人がどういう弾みか

「▼×??●△ ヅラ」
と言ったのです。

そのとたんに
「……。………。」「………。」

黙してしまい、車内のアナウンスと騒音のみが流れる中で奇妙な「静寂」が続きました。
         
たまたま話題の中でカツラ男の話が出たのでしょうけど
彼女たちの目の前に、ハゲのおじさんが後ろ向きにいるのを見てきっと
「やばい」と思い、互いの肘でもつっついたのでしょうか。

もしその時、僕に勇気があれば即座に振り向いてこう言ったでしょう。
「君たちの前にあるのはズラではない。ただのハゲだ。」
とか
「じゃじゃーん!残念でした、これはズラではない。ただのハゲだ。」

どうせ
「きゃーぁ!助けて。チカンでーす!」
とわめくくらいが落ちだろうから平静を装い、無言でドアの外の過ぎ行く風景をじっと僕は見ていました。
く、くやしい……。
くやしいーいっっ!

あとで冷静になって振り返れば、女子高生たちは「このハゲおじさんに悪い」「このおじさんに怒られる」と瞬時に思って沈黙したとすれば、まだまともで常識的(に近い)センスを持っていたんじゃないかと思います。
(口の悪い人の中には、実は心の優しい人がいたりする事、僕は体験的に少し知っていますデス。)
今では懐かしい「ハゲの時代」の思い出です。





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カムーロが TV、新聞、週刊誌、業界動画、YOUTUBEで紹介された時の
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暑さも一息 (うにママ)
2007-08-31 16:53:37
 カツラ有りでもカツラ無しでも辛い酷暑が過ぎ、秋の気配がそこはかとなく漂うようになりました。ヤレヤレですね。
 電車の女子高生ではありませんが、私もついつい「まったく
アイツってばハゲのくせに・・・」とさる方の悪口など同僚に言ってしまって、はっとすることがあります。なぜって私のそばにも
やはり御髪の薄い方がいるからです。でもその方は人品卑しからぬ紳士で、人望も厚く、とても良い方なので、私が悪口を言ったさる方なんて、足元にも及ばないのですが・・・。
 結局ハゲだろうが、ハゲでなかろうが、問題はその人の人柄なんですよね。
ハゲ男の威厳と風格 (カムーロ・見や毛)
2007-09-01 15:24:17
うにママ様
 そうですね。ションコネリーやカルザイ大統領のように風格や威厳が欲しいですね。
 年齢と共に蓄積されるはずの人柄が滲み出なかった場合、
単なる貧相なハゲおやじですものね。(僕も気をつけよう)

 ところで、人格とは全く関係なくただ薄毛だというだけで結婚の対象外にされる韓国の男たちは国家の絶滅種に指定されている訳で可哀想ですね。
 先祖を敬い子孫を大事にする儒教の悪い面でしょうか?
 韓国女性のエゴなのでしょうか。

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