ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

TPPは日本の死活的な選択

2011-11-07 09:30:38 | 時事
 TPPについて、野田首相は、10日に政府として参加決定をし、11日からのAPECで参加表明をするつもりらしい。野田政権は国民に対してTPPに関する重要な情報を公開せず、多くの反論にまともに答えようとせず、参加を強行しようとしている。
 自民党の参議院議員・佐藤正久氏は、11月2日にフェイスブックの書き込みで、次のように述べている。
 「今朝の東京新聞、TPPに関する政府内部文書によれば、米議会関​係者は日本の簡易保険や共済も規制緩和対象とすべきとの記事。更​には残留農薬の安全基準、電気通信、法曹、医療、教育等も対象に​すべきとも述べているようだ。何れにせよ、野田政権は米国の政府・議会の情報を隠さずに公開し、正面から議論すべきだ」
 佐藤氏の「野田政権は米国の政府・議会の情報を隠さずに公開し、正面から議論すべきだ」という発言に私は同感である。現在の民主党政権は、デモクラシーの基本原則から逸脱している。国外的にはアメリカの言いなり、国内的には財務省の言いなりということである。政治家が日本の政治家として真の国益の追求をしていないから、従米的で、官僚主導の政治が横行している。
 私は、TPP参加の動きは、戦前の日独伊三国軍事同盟の時の動きと似ていると見ているが、日本の政治は三国同盟の昭和14〜15年当時と比べて、あまり改善されていない。
 自民党の衆議院議員・稲田朋美氏は、本日(11月7日)の産経新聞「正論」に寄稿し、次のように訴えている。
 「TPPは全てのモノの関税を原則即時撤廃し、サービス、貿易、投資、労働などを自由化することを目標と」している。「『バスに乗り遅れるな』と推進派は言うが、バスは乗り遅れるかどうかよりも、『行き先』が重要である。『行き先』が分からない、しかも間違いに気づいても途中下車できないバスに国民を乗せてはならない」
 「TPPは米国の輸出拡大と雇用創出のためにある。普天間で怒らせた米国のご機嫌を取るために交渉に入るとすれば、政権維持のために国を売る暴挙だ。これ以上の失政の上塗りはやめるべきだ」
 「日本は『儲(もう)けたもの勝ち』『何でもあり』を是正し、カジノ資本主義を正す責務がある。TPP参加は、そういう役割を自ら放棄することになる。なぜなら、TPPは米国の基準を日本が受け入れ、日本における米国の利益を守ることにつながるからだ。それは、日本が日本でなくなること、日本が目指すべき理想を放棄することにほかならない。TPPバスの終着駅は、日本文明の墓場なのだ」と。
 全文を、下記に掲載させていただく。

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●産経新聞 平成23年11月7日

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111107/plc11110703160000-n1.htm
【正論】
弁護士、衆院議員・稲田朋美 普天間のツケをTPPで払うな
2011.11.7 03:14

 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)議論が沸騰している。
 TPPは全てのモノの関税を原則即時撤廃し、サービス、貿易、投資、労働などを自由化することを目標とし、現在9カ国が交渉中だ。当然ながら、交渉参加国それぞれに思惑がある。例えば、米国は、アジア太平洋地域への輸出と国内雇用の拡大、地域でのリーダーシップの強化を狙っている。

≪なし崩し的な譲歩必至の交渉≫
 では、日本の戦略は何なのか。イメージ先行で抽象的な決め付けではなく、冷静かつ戦略的な見極めと判断が必要だ。「バスに乗り遅れるな」と推進派は言うが、バスは乗り遅れるかどうかよりも、「行き先」が重要である。「行き先」が分からない、しかも間違いに気づいても途中下車できないバスに国民を乗せてはならない。
 TPPが、将来の日本の国柄に重大な影響を及ぼすことは明らかで、交渉に参加するなら、国会での十分な議論が不可欠だ。だが、どうやら衆院予算委員会で1日だけ集中審議し、12日からのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会合で野田佳彦首相が交渉参加を表明するらしい。外務委員会で玄葉光一郎外相に質(ただ)したが、参加決定手続きは未定、最終的には首相判断という曖昧答弁だった。
 もともと、民主党は、昨年の参院選のマニフェスト(政権公約)でも全くTPPに言及せず、菅直人前首相の昨年10月の所信表明で突如浮上してきた。しかも、今に至るまで、交渉参加の原則的な方針すら決まっていない。コメにかける関税をどうするのか。輸入食品、医薬品、化粧品の安全基準はどうなるのか。海外の弁護士や外国人労働者の規制なくして、国民の生活や雇用は大丈夫なのか。
 農業をスケープゴートに議論を矮小(わいしょう)化せず、ISD条項(投資家と国家間の紛争条項)による司法権、立法権の侵害の問題や最大の非関税障壁とされる国語は守れるのかという文明の危機の問題として議論しなければならない。正確な情報も発信されず、交渉に参加すべしとか、ルールを作るとか、途中で脱退できるのできないの、と抽象的な議論に終始しているようでは、全てをなし崩し的に譲歩することになるのがオチである。

≪取り返しつかぬ外交の失政≫
 民主党は小泉構造改革による格差拡大を批判して政権を取った。それがなぜTPP推進なのか。壊滅的な打撃を受ける農業についても、平成21年の衆院選などで、自民党の規模拡大農政は零細農家を切り捨てると批判し、戸別補償で全農家を救うと豪語して農村票を取り込み、政権交代を果たした。TPPによる自由貿易と競争力強化そして規模拡大を核とする農業構造改革を訴える資格はない。
 さらに、普天間の失政の埋め合わせにTPPを利用することは国益を大きく損なう。子ども手当、戸別補償、高校授業料無償化、高速道路無料化の、いわゆる4Kに代表される大衆迎合的な財源なきばらまきは、自民党が政権を奪還して、やめればすむ。だが、外交の失政は取り返しがつかない。
 民主党政権の最大の失政は普天間と尖閣だ。普天間飛行場の県外移転というできもしない公約で日米関係をがたがたにし、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件での弱腰外交で世界中から足元を見られている。閣僚は竹島も北方領土も「不法占拠」と言えなくなった。韓国は竹島に次々に構造物を造り、ロシアは大統領が北方領土を訪問したが、日本はまともに抗議すらできない。こんな民主党に国益がかかる外交を任せておけようか。

≪日本独自の対外発信の放棄だ≫
 TPPは米国の輸出拡大と雇用創出のためにある。普天間で怒らせた米国のご機嫌を取るために交渉に入るとすれば、政権維持のために国を売る暴挙だ。これ以上の失政の上塗りはやめるべきだ。
 日本は中国でも米国でもない「道義大国」として独自の価値観を世界に発信する責務がある。だから、日米同盟は重要だが、「中国を囲い込む」という理由で、米国に同化するわけにはいかない。米国で今、大きな社会問題になっているウォール街占拠デモは、米国の強欲資本主義の歪(ゆが)みによるもので、ある種の共感を覚える。
 日本は一握りの極端に裕福な人と多数の貧しい人の国ではなく、額に汗し努力した人が報われる、頑張りながら報われなかった人も助ける社会を目指すべきだ。日本型資本主義は、富を創出し、社会を豊かにした人が豊かになるものでなければならない。コンピューターを駆使した不公正な株取引や法の不備をついて巨額の富を得ることが称賛されることなく、「不道徳」と指弾される国である。
 日本は「儲(もう)けたもの勝ち」「何でもあり」を是正し、カジノ資本主義を正す責務がある。TPP参加は、そういう役割を自ら放棄することになる。なぜなら、TPPは米国の基準を日本が受け入れ、日本における米国の利益を守ることにつながるからだ。それは、日本が日本でなくなること、日本が目指すべき理想を放棄することにほかならない。TPPバスの終着駅は、日本文明の墓場なのだ。(いなだ ともみ)
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キーワード
バスに乗り遅れるな 非関税障壁 スケープゴート 外国人労働者 玄葉光一郎 子ども手当 ウォール街 普天間飛行場 高校授業料無償化 外務委員会
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national defence (noga)
2011-11-07 09:41:55
●鳩山由紀夫首相は、「昨年の衆院選当時は、海兵隊が抑止力として沖縄に存在しなければならないとは思っていなかった。学べば学ぶほど(海兵隊の各部隊が)連携し抑止力を維持していることが分かった」と記者団に述べた。

●菅首相が、統合、陸、海、空、4幕僚長との協議の冒頭で「改めて法律を調べたら自衛隊に対する最高の指揮監督権を有していた」と述べた。

アメリカ側の代表者であったメア氏は、「日本では、識者と呼ばれる教養人、国会議員、更に地方自治体の議員も、安全保障に関して知識がないことはいいことで、説明しないことは賢明な対処法だと考えているように見えます。それは私にとっては本当に驚きの連続です」と語った。

個人の表現がなくては、個人選びは難しい。また、傑出した個人を育成することも難しい。つまり、個性がなくては高等教育がなりたたない。どんぐりの背比べ。政治は三流。

アメリカ側の責任者であるメア氏は語る。「普天間飛行場問題での選択肢は現状の固定化か、辺野古への移転しかありません。東アジア、西太平洋に配備されている米軍で唯一、機動力のある部隊が海兵隊です。機動力ゆえに海兵隊は最大の抑止力なのです。強靭な精神力を持つ彼らは、アメリカの日本防衛に対するコミットの象徴でもあります。海兵隊は航空部隊、陸上部隊、支援部隊が同じ演習場でなければ訓練出来ません。統合性を欠く訓練は無意味です。鳩山内閣は軍事的理論より政治的理論を優先させて県外に移すと宣言しましたが、私は2010年5月、自分が国務省日本部長である限り、日本の国内政治のためにアメリカの若い海兵隊員の命を犠牲にするつもりはないと、鳩山首相に伝えてくれと日本側に言いました」

地政学な内容が頭の中に入っていない県民代表と、国防の議論を何回繰り返してもリーズナブルな結論は得られないであろう。「百年兵を養うは、一日のため」である。
相手の程度を考えて話し合うことも、時と場合によっては必要である。
語る内容が歌詠みであっては、外敵を抑え込む力にはならない。先の沖縄戦の時もそうであった。

意思は、未来時制の内容である。
日本語には時制がない。
だから、日本人には意思がない。
自他ともに、本人の意思の内容を確認しようと真剣になることはない。
意思がないところに責任はない。
国がひっくり返った時にも責任者は出なかった。
死刑執行人が殺人罪に問われないようなものである。
とかくこの世は無責任。

「米軍の訓練や日米安保体制についての深い議論は避けたい。なぜ日米安保や基地や訓練が必要かを議論せず、すべてを米国のせいにする。説明は責任につながるので、責任をとりたくない政治家や外務省は、誰も説明しない。従ってこのままでは安全保障についての日本政府と日本国民の理解は深まりようがない、と私は心配しています」とメア氏は語る。(引用: 「30年、日本を見詰めたメア氏の証言」  桜井よしこ氏)

意思のない人とは議論ができない。
意思のない人は、つかみどころのない人だからである。
実況放送と現状報告の内容のみを語る人は子供のようなものである。
英米人は、12歳の大人の住む国に来て困惑している。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
>nogaさん (ほそかわ)
2011-11-07 13:13:12
>意思は、未来時制の内容である。
日本語には時制がない。
だから、日本人には意思がない。<
 日本語に時制がないとは言えません。日本語は動詞に関しては現在・過去が未分化の非過去と過去のみを基本的に区別するという特徴を持っていますが、明日・今などの時の副詞を用いることにより、現在と未来を区別して表現します。欧米語のテンスとは文全体の構造が違うだけで、欧米語を基準として、日本語に時制がないと断じるのは、間違いです。
 まして日本語の特徴から、日本人に意思がないというのは、暴論です。もしあなたが日本人であるとすれば、日本人に意思がないというなら、あなたにも意思がないことになります。あなたが文章表現をしているということは、あなたに意思があることの表れでしょう。あなたは日本語で考え、意思を表現しているわけですから、日本人には意思があることを、あなた自身が証明しています。
 
>自他ともに、本人の意思の内容を確認しようと真剣になることはない。
意思がないところに責任はない。<
 この見解も誤りです。ものの売買でも、労働者の雇用でも、日本人は契約を行う際、日本語で相互の意識を確認し、合意のもとに契約を行っています。もしあなたが日本人だとすれば、あなたは、何か契約をする際、相手の意思を確認し、契約に伴う権利・義務・責任を明らかにしたうえで、契約をしていませんか。もししていないとすれば、それは日本語の問題でも日本人の問題でもなく、あなた自身の問題です。
 また、日本には裁判制度があり、日々多数の裁判が行われています。裁判においては、本人の意思だけでなく、事実関係・証拠等の確認がされ、法に照らして、法的責任が判決されます。そのことを考えれば、あなたの見解は社会の現実と一致しないものであることがお分かりになるでしょう。

>国がひっくり返った時にも責任者は出なかった。
死刑執行人が殺人罪に問われないようなものである。<
 最初の文章は意味不明です。これは、日本語の問題ではなく、あなたの思考と表現の問題です。次の文章はおかしな内容です。死刑執行人が業務として死刑執行を行うことが殺人罪に当たらないことは当然です。
 もしあなたが日本人だとすれば、あなたの主張は、日本人として自虐的であり、多くの日本人に不快感を与えているだろうと思います。また現実社会における経験に基づく社会常識を欠き、また書き込みの仕方において礼儀を失しています。
 礼儀については何度が指摘しましたが、あなたには変化が見られません。改めて申しますが、私のブログへの書き込みはやめてください。書き込みをした場合は、削除します。

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