ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

皇室存続の鍵は、旧宮家に

2006-01-23 13:01:30 | 皇室
 私の20日の掲示に、三島由紀夫氏は女系天皇・女系継承容認だったのか、という書き込みを頂いた。

>(略)こんなの見つけました。
三島由紀夫が女系天皇容認派だったって本当なのでしょうか。
真偽のほどはまだ調べても無いですが、ちょっとショックを受けました・・。

http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Gaien/2207/2004/shuchou0816.html <

 リンク先は、新右翼といわれる鈴木邦男氏の文章である。三島氏が憲法案に女系継承容認を書いていることは、他でも読んだことがある。関係条文は、

 「皇位は世襲であって、その継承は男系子孫に限ることはない。」

である。男系子孫に限らないということは、女系の男子も、女系の女子もよしとする意味になる。これは、万世一系・皇統連綿たる皇室の伝統を否定するものである。三島氏は、皇室の存続を願うあまり、このような極論を説いたのだろう。今日議論されているような、女系継承となった場合の皇室廃絶・日本解体の危険性について、深く考察していると思えない。
 三島氏には、一部に崇拝者のような感じのする人が居るが、氏の天皇論・皇室論・日本文化論は個性的なもので、広く評価されているものではない。また、学問的にはそう深くない。私自身、日本精神を考究する上で、三島氏から得るものは、意外なほど少ないと感じている。だから、皇位継承について、伝統に反することを説いても驚かない。

 昨年の9・11衆議院選挙で、政界では「伝統尊重的な保守」が大きく後退した。そのことが、社会運動の各所に弊害をもたらしている。その隙に、皇室典範改正の動きが推進されている。しかも、後退した「伝統尊重的な保守」が、皇位継承問題で大きく二分化しつつある。真正の保守が、男系継承の堅持か、女系継承の容認かに分かれてきている。これが、保守の分裂・闘争へと悪化しないよう、国を思う者同士の真摯な議論として深化・収束するよう願ってやまない。

 私が皇位継承問題に強い関心を持つようになったのは、7年ほど前である。ちょうどその頃、平成10年11月に、高橋紘+所功著「皇位継承」(文春新書)が出て、一部で話題になった。その頃、不思議に思ったのは、皇室に女子の誕生ばかり続き、また秋篠宮殿下のご誕生以後、30数年(当時)男子が誕生されていないという事実である。もし皇室が今後とも存続することが自然の法則にかなっているのであれば、男子が誕生されるはずだろう。一体、どうして皇室に男子が誕生しないかということは、不思議に思ったわけである。
 その後、戦後、臣籍降下した旧宮家には、男子が多く誕生していることを知った。本年元日現在で言えば、45歳以下の男系男子が、5家に計14名いらっしゃる。この事実は、皇室と明確な対比を示している。つまり、女子誕生の続く皇室と、男子誕生の多い旧宮家の対比である。そして、旧宮家が皇籍に復帰すると、男子・女子のバランスが取れ、繁栄できるような具合になっているわけである。また旧宮家の皇籍復帰をしないと、皇室が存続もし得ないということを、実に明確に、鮮明に示していると思う。

 ここには何か、不思議なものがあり、超自然的な意思が働いているのではないか、とさえ考えられる。神意と言えば、ピンと来る人もあるだろう。
 現在、旧宮家には、将来、愛子様のご配偶の対象となり得る年齢の男系男子が3名もいらっしゃる。(旧東久邇宮家1名、旧賀陽宮家2名) いずれも小学校就学以前のお子様だそうである。ここにも、私は、何か超自然的な意思の働きがあるのではないかと思うのである。

 万世一系とは男系継承によってのみ可能なことである。男系継承を断念することは、万世一系の皇統を否定することである。
 今日の目先のことにとらわれて、「今さら伝統にこだわっていられない、女系でも血統がつながっていればそれでいい」などとジタバタ、小手先の解決を考え出すと、2千年以上続く歴史を見損なう。男系継承を一貫して堅持してきた日本民族の精神を見失う。危機にあればあるほど、腹をすえ、魂を鎮めて、臨むべきである。
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2 コメント

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Unknown (spiral)
2006-01-24 19:44:08
初めまして、私はspiralというものです。

三島氏のこの発言の真意については、「もののふのこころ」というブログで取り上げられているので、ご覧下さい。

以下、アドレスを記載します。

http://d.hatena.ne.jp/kousotsudr/20060123/1137990420#seemore
re: Unknown (ほそかわ)
2006-01-25 11:22:27
リンク先を拝見しました。

鈴木氏の引用と同じ主旨のものを、他で読んだ記憶があり、印象に残っています。資料がないので、確認できませんが、三島氏が関与していなかったとは、考えにくいです。それを否定する意見があることは頭に入れておきます。今後確認できる機会があったら、検討してみます。

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