ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

マティス米国防長官は「狂犬」ではなく「猛犬」

2017-02-09 10:19:39 | 国際関係
 2月3日安倍首相がマティス米国防長官と会談した。マティス氏は、米国の日本防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用範囲に尖閣諸島が含まれると明言。中国を念頭に「尖閣諸島は日本の施政下にある領域。日本の施政を損なおうとするいかなる一方的な行動にも反対する」と表明。「北朝鮮など直面するさまざまな課題に対し、1年前、5年前と同じように第5条は重要であることを明確にしたい。5年先、10年先でも変わらない」と強調した。

 首相が、稲田防衛相に任せずにマティス国防長官に直接会い、安全保障上、最重要の課題について、しっかり確認を取ったのは、良かった。これぞ国家最高責任者の仕事である。

 翌4日稲田防衛相は、マティス米国防長官と会談し、共同記者会見を行った。マティス氏は、ここでも尖閣諸島は日米安保5条の適用範囲と明言。沖縄の基地問題については、「日本での討議を通じて協力し合い、普天間移設先の施設を整備する努力を続けることに合意いたしました。これは現在の海兵隊普天間飛行場を米国が日本に返還する唯一の解決策であります」と断言した。
 また、在日米軍の駐留経費については、「コスト負担ということでは、日本は本当にモデルだと思っている。われわれは常に対話をこの件についてやっています。詳細についても常に話をしています。そして日本と米国で経費の負担分担が行われているのは、他の国にとってモデルになると思っております。お手本になると思っております」と、日本の費用負担を高く評価した。

 過去半世紀以上、米国の国防長官でこれほど優秀・明晰でかつ軍務に精通した人物は、いないのではないか。
 マティス氏の異名 "mad dog" をマスメディアは「狂犬」と訳しているが、 "mad dog" は、狂犬病にかかった凶暴な犬ではなく、勇猛果敢な戦士であることを意味する。わが国唯一の同盟国の国防責任者に対して敬意を表し、「猛犬」という訳語に替えた方がいいと思う。

 2月10日の安倍・トランプ首脳会談は、安全保障に関しては今回の日米合意をもとに行われると見られる。主たる論点は、経済になりそうである。首相の類まれな交渉力に期待する。

関連掲示
・拙稿「尖閣を守り、沖縄を、日本を守れ」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12o.htm
・拙稿「トランプ時代の始まり~暴走か変革か」
http://khosokawa.sakura.ne.jp/opinion12-3.htm
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