ちいさなさえずり

柏崎と刈羽の現在の鳥を柏崎の人が柏崎から発信していく。

アカゲラ

2017-04-10 05:27:48 | 鳥多与里

 キツツキ目  キツツキ科  Dendrocopos major

 柏崎の山野で年中見ることができます。山あいの集落では、秋にアオゲラが山奥から降りて来て、人家のそばで見ることができるようになります。海岸部でも同じようにアオゲラが山からやって来ます。このようにアオゲラの方が人々に親しまれていますが、よく見るとアカゲラもいます。一回り大きい青い(実際は緑色)アオゲラと、赤とはいいながら白黒モノトーンの多いアカゲラですので、前者の方が目立ったのかもしれません。

 似たような声で啼きますので、鳴き声による識別は難しいです。鳴き声で判断して、双眼鏡の視界に入ったら逆だったということが正直ありました。秋から冬の柏崎の山野はそこで冬越しする鳥も少なく、鳥の声も少ないです。時おり聞こえてくる、アカゲラの鳴き声にホッとすることも多いです。

 写真は、全部鯖石川改修記念公園を流れる鯖石川の堤の内側にある葉の落ちた広葉樹の林で撮ったものです。この林で冬の1日に、1羽のアカゲラと、アオゲラについて行く1羽、さらに雌雄で行動する2羽を見たことがあります。雌雄の2羽は春の繁殖に備えてペアを形成したものでしょう。最初の1羽は、相手を探している最中だったのかもしれません。しかし、アオゲラについて行った1羽は何だったのでしょうか。大きいアオゲラと一緒に行動して、安全をアオゲラにゆだねていたのかもしれませんが、よく分かりません。アオゲラは、ついて来たアカゲラを気にかける素振りはありませんでした。

 

(2015.11.12)

 

(2017.01.01)

 

(2017.01.01)