ちいさなさえずり

柏崎と刈羽の現在の鳥を柏崎の人が柏崎から発信していく。

カモメ

2017-03-24 05:36:21 | 鳥多与里

 チドリ目  カモメ科  Larus canus

 新潟県内で繁殖するウミネコ以外のカモメの仲間は総て冬鳥です。ウミネコは、繁殖期間の最盛期である6月を除き、年中見ることができます。それに対して、ウミネコと同大で冬鳥であるこのカモメは11月頃に柏崎にやって来て、北へ帰る3月にはいなくなります。

 冬期を通じて数も少ないです。冬期間の柏崎では、ウミネコが圧倒的に多く、全カモメ類の80~90%を占めます。次がオオセグロカモメで10~20%、残りをセグロカモメ、カモメ、ユリカモメで分け合います。ユリカモメは、通過種で10月~12月、3月~5月頃しか見られませんし、来ても最近は数羽止まりです。セグロカモメは冬中見られますが、これも数羽程度です。カモメもセグロカモメと同じレベルですが、2016~2017の冬は珍しく20羽を超える群れが来ました。

 多く観察できるウミネコやオオセグロカモメは柏崎港の中央埠頭にいます。セグロカモメも、オオセグロカモメの中に混じって見ることができます。しかし、カモメは鵜川河口部や夕日ドーム裏の砂浜で見ることが多いです。人工的な港より、自然の砂浜の方が好きなのかもしれません。

 

(2016.12.19)

 

(2016.12.19)

 

(2016.12.19)

 

(2016.12.29)