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iPS細胞色々な話題

2017-02-12 10:41:44 | 健康・医療
最近iPS細胞について、いろいろな報道がされており、テレビでも取り上げられるようになっています。それだけこの細胞と再生医療には関心が高いのかもしれません。

厚生労働省が、他人の細胞から作ったiPS細胞で網膜の細胞を作成し、患者に移植する理化学研究所などの臨床研究を承認しました。こういったあらかじめ作っておいたiPS細胞の臨床試験は世界初で、再生医療の研究は経費削減など実用化を目指す新たな段階に入ったとしています。

iPS細胞から色々な組織を作り出すことがいくらくらいかかるかは、あまりデータとして出ていませんでしたが相当高そうと思っていました。今回はテレビの情報番組でも取り上げ、この価格が出ていました。

理化学研究所が2014年に加齢黄班変性という病気の患者にiPS細胞から作製した網膜細胞を移植しましたが、この時には約1億円がかかったということです。現在血液細胞などからiPS細胞をどの程度の効率で作れるかなどはよく分かりませんし、さらに目的の細胞に分化させ、組織として培養するという過程はかなり大変そうだとは思っていましたが、1億円というのは途方もない金額のような気がします。

今回のように他人の細胞を利用すれば、5分の1に低減できるといっても2,000万円かかるわけですので、患者が負担できる額とは言えません。実用化するためにはさらに10分の1程度になる必要がありますが、何十年かかかりそうな気がします。それにしてもあまりの高さに驚いています。

今回の計画では、拒絶反応が起きにくい免疫型を持つ健常者の血液細胞から、あらかじめ作成したiPS細胞を使用することで、費用も抑えられ移植までの準備期間も10分の1になったとしています。

京都大学の研究グループは、iPS細胞を従来に比べ低コストで簡単に培養する方法を開発したと発表しました。iPS細胞や胚性幹細胞を増殖させるためには、培養容器と細胞の接着性を高め生存性を向上させる処理が必要になるようです。

研究グループは、培養液にタンパク質である「ラミニン511」の溶液を加えるだけで、これまでと同等の効果があることを発見しました。細胞の接着というとコラーゲンが有名ですが、このラミニンも細胞接着に色々関与しているようです。

今回発見した方法を活用すれば、将来iPS細胞から臓器を作る際に、大幅なコスト削減が可能になったとしています。このようにiPS細胞も再生医療に向けて、実用化を目指す研究が色々なところで行われているようです。

再生医療という言葉が出てからずいぶん経ちますが、やっと夢の治療法から現実味を帯びてきたのかもしれません。
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