ごっとさんのブログ

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猫の腎不全 原因解明

2016-10-15 10:33:27 | 
東京大学の研究チームが猫に腎不全が多い原因を解明したと発表しました。

猫の死因のトップは腎不全とされているものの、原因は不明で治療法も確立されていませんでした。私の家の猫たちもこの腎不全で亡くなっていますが、毎日見ていてもなかなかこの症状を見つけるのは難しいようです。

特に元気がなくなるわけではなく、やや水を飲む量が増えるとか食事量が減少してくることから始まるようです。私の家のように多頭飼いをしていると、個々の猫がどの程度食べているかなどなかなか把握できませんので、何となく痩せてきたというようなところまでいかないと発見することができません。

結局獣医さんに連れて行って、血液検査をして腎臓の数値が悪いということで初めてわかるわけです。現在のところでは効果のある治療はありませんので、腎不全が分かっても静脈点滴をしてもらう程度しかできません。それでも比較的早期であれば、こういった処置や食餌療法(腎臓病用の餌を売っています)で改善することもあるようです。

大部分は徐々に食べる量が減ってきて、かみさんは何か食べるものはないかと色々な種類を与えたりしたり、少しでも良くならないかと自宅で皮下点滴をしたりしますが、徐々に弱って死んでしまうというケースがほとんどです。

今回の研究チームの発表では、腎臓は血液中の老廃物をろ過して尿として排出する働きがある訳ですが、腎不全はこの機能が働かなくなるわけです。そうすると尿の通り道となる管内の細胞が死んではがれ、ごみとなってふさいでしまうことが原因となるようです。

ヒトやマウスでは、急性腎不全になった場合、血液中に浮遊しているタンパク質である「AIM」が活性化し、ごみの排除にかかわって腎機能を改善させる機能があるようですが、猫の場合はAIMが急性腎不全になっても働かないことを研究チームは発見しました。

ですから猫の場合は急性腎不全になると、そのまま慢性化してしまうことになるわけです。具体的なところはよくわかりませんが、研究チームではこのたんぱく質AIMの働きを利用した薬の開発がすすめられているようです。研究チームは「数年で猫の薬が使えるようになる見込みで、猫の寿命を大幅に伸ばせる可能性がる」としています。

この薬は猫だけではなく人間への応用も期待されているようですが、猫の薬の場合はそれほど規制も厳しくありませんので、一刻も早い実用化を望んでいます。
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