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乳児にはちみつは危険 これは常識か

2017-04-19 11:12:27 | 健康・医療
東京都で、離乳食としてはちみつを与えられていた生後6か月の男の子が乳児ボツリヌス症で死亡したというニューが出ていました。

東京都の発表によれば、この男の子は今年1月から、ジュースに市販のはちみつを混ぜたものを1日平均2回ほど与えられており、2月半ばに咳などの症状が出て、3月末死亡したということです。

乳児は腸内細菌叢が未発達なため、ボツリヌス菌が口から入った場合繁殖を防ぐことができません。はちみつがいけないことは母子手帳にも記載されていますし、今ではこれが常識とされているようです。しかし母子手帳をそれほどしっかり読んでいない人や、医療機関や乳幼児健診で必ず教えてくれるわけでもないので、知らない人はいてもおかしくはないような気もします。

実際にレシピの投稿サイトでは、はちみつを使った離乳食が載せられていたりしているようです。

ボツリヌス菌は通常の土壌中には多数存在しているものですが、ある種の条件で植物の実のような芽胞という形態をとっています。これは加熱にはかなり安定で通常の調理では死滅させることはできないようです。

芽胞が乳児の体内に入ると、発芽しボツリヌス毒素を作るとされています。このボツリヌス毒素は非常に強く、60Kgのヒトでも0.9マイクログラムで死に至ると言われており、最強の部類に入るほど強いものです。

そのため戦争中は生物兵器として研究がすすめられたこともあり、現在ではテロリストによる使用が懸念されているようです。このボツリヌス症が乳児に特有であるのは、乳児は腸内細菌叢が未発達であることに加え、消化管が短いことから、成人では上部消化管で不活性化されしまうことに対し乳児では腸階まで届いてしまい、そこで発芽するためと考えられています。

私は40年前に子育てをしたのですが、乳児にはちみつを与えてはいけないということは全く知りませんでした。その当時はまだよく分かっていなかったのかもしれませんが、なんとなく離乳食にははちみつが良いような感じすらあります。はちみつと同様に黒糖にもボツリヌスの芽胞が入っている可能性もあるようです。

こういったことは年寄りが知っていてもあまり意味はないのですが、これからお母さんになるような世代には常識として広まって欲しいものです。
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