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血糖値スパイクのはなし

2016-10-17 10:36:58 | 健康・医療
先日テレビの番組で「血糖値スパイクが危ない」というのをやっていました。

ちょっとほかのことをしながらでしたので、あまりしっかり見られませんでしたが、心筋梗塞などの新たな危険因子が見つかったようです。43歳の男性の例が紹介されていましたが、胸や肩甲骨のあたりに違和感があり、受診したところ心筋梗塞と診断され、すぐ入院して心臓の血管を拡張する手術を受けたようです。

この原因が血糖値スパイクというあまり聞いたことない言葉でした。この男性も健康診断などでは血糖値に異常はなく、心筋梗塞に至るような動脈硬化の兆候はなかったようです。ところが食事を摂ると、急激に血糖値が上がってしまう状態を血糖値スパイクと呼ぶようです。

これが危険であるメカニズムとしては、血糖値が異常に高くなると、細胞から大量の活性酸素が発生し、これは細胞を傷つける有害物質です。これにより血管の壁が傷つくと、それを修復しようとする免疫細胞が傷の間に入り込んで壁を厚くし、血管の内側を狭めていくようです。これが動脈硬化で、やがて心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まるとされています。

また血糖値が高いとこれを筋肉などの細胞に取り込ませようとインスリンが分泌されます。ところが体質や生活習慣の乱れが原因で、細胞が糖を吸収する能力が低下することがあるようです。そうするとさらに大量のインスリンを出して正常レベルに戻すようにするわけです。

ところがこのインスリンが多い状態は、体に悪影響が出ることが分かってきました。この状態では記憶力が衰えやすく、アミロイドベータが蓄積されている可能性が分かってきたのです。この物質はアルツハイマー型認知症の原因ともいわれています。このほかにも色々な病気の要因となる危険性が指摘されていました。

このように血糖値スパイクというのは、非常に危険な状態であることを並べていました。しかし普通に考えると、誰でも食事を摂れば血糖値が上昇し、その後徐々に減少しているはずです。通常この変化は緩やかに起きるとされていますが、本当に緩やかなのか若干疑問を感じます。またこのような血糖値スパイクがなぜ起こるのかは全く分からないようです。

九州大学などの調査で、約2割の人がこの血糖値スパイクを起こしているという結果が出たようですが、この人たちに色々な危険が迫っているような気はしませんでした。こういった新しい学説を取り上げるのは良いことですが、それから考えられる危険性をことさら強調するだけではあまり意味がないような気がします。

番組では予防法なども紹介していましたが、野菜から食べるなど血糖値上昇を緩やかにするという昔から言われていることでした。
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