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ボブ・ディラン ノーベル文学賞

2016-10-16 10:26:48 | 時事
今年度のノーベル文学賞に歌手のボブ・ディランが選ばれました。

これは本当に予想外だったようで、文学界には衝撃が走ったと言われています。ミュージシャンへの文学賞の授与はかなり異例なようですが、この受賞理由に「偉大な米国の歌の伝統に新たな詩的表現を作り出した」とされています。

ボブ・ディランは1960年代に「風に吹かれて」などが爆発的にヒットしました。この年代では世界を代表する歌手であり、私も彼の曲を何曲かは買ったような気がします。彼の歌は当時のベトナム戦争の反戦歌や公民権運動などが含まれてはいましたが、これは当時の主流でありそれほど特別なものとは感じていませんでした。

それが文学賞というのは私にとっても大きな驚きです。受賞理由と共に「彼の詩は歌われるだけではなく、読まれるべきものだ」というコメントが出ていましたが、どうも文学賞というのにはかなり違和感を覚えました。

彼が偉大なミュージシャンであり、当時のフォークソングからロックへの橋渡しをしたなど、音楽家としてのすばらしさは十分ですが、彼の詩が文学であるというのはよくわかりません。また彼はすでに過去の人と思っていましたが、まだ現役で活動していることも初めて知りました。

私の英語力では、彼の詩の良さが本当に理解できないのかもしれませんが、いわゆる歌詞ですので曲がついて歌となって初めて完成するもののような気がします。新聞などでは彼は偉大な詩人を読み込み、「歌詞」を「詩」に昇華させていったなどと評論されていますが、あの素晴らしいメロディーなしにここまで評価されたとは思えません。

文学の領域を広げ、小説や詩だけに限定するべきではないといった意見も出ていましたし、ノーベル文学賞がこれまでとは違った方向性を帯びていることを示したなどとも言われています。それでも私はあまり納得できず、ノーベル賞はもともと化学から始まったものですが、世界でも最も権威ある賞というイメージが低下したような気もします。

かみさんは村上春樹の熱烈なファンで、すべての著作物を持っており、そのうちの多くを私も読んでいますが、ここ2,3年毎年ノーベル賞候補と騒がれている割には今年も受賞できませんでした。私はこの村上文学にはやや批判的なのですが、日本人であることを除いても村上春樹あたりに受賞してほしかったと思っています。

ノーベル賞の選考基準は変わっていないと表明していますが、これだけ権威ある賞ですので、あまり変わったことはしてほしくない気がしています。
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