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巣を乗っ取るスズメが増加傾向

2017-06-13 10:44:25 | 自然
土で固められたツバメの巣で、子育てをするスズメが各地で確認されているようです。

ある幹線道路の高架下では、ヒナに餌を運ぶ親鳥が頻繁に飛び交い、約40個ある巣の半分が乗っ取られた状態にあるようです。鳥類の専門家は瓦屋根の民家が減るなど住宅事情の変化が、スズメの営巣に影響を及ぼしていると分析しています。

私の家の周りにも多数のスズメがいますが、特にかみさんがご飯の残ったものやパンを細かくちぎったものなどを庭に蒔いていますので、それが食べ終わるまではうるさいほどに鳴いています。

この様子を時々窓から覗いているのですが、なかなか面白いものです。ちょうど子育てが終わったような時期ですが、少し前まではくちばしにいっぱいご飯粒をくわえて飛んでいく親鳥がいました。

スズメの習性はよく分かりませんが、小スズメが巣立ちをして飛べるようになっても、しばらくは親鳥が餌を与えているようです。くちばしは黄色いのですが、親鳥と区別がつかないくらい大きくなった小スズメが、餌のそばで鳴いていると親が口の中にパンくずなどを入れています。

この様子はかわいいのですが、かみさんはそこにあるのだから自分で食べなさいなどと言っています。この時期しばらくはかなりうるさくなります。数羽の小スズメがチュンチュンとは違った鳴き方で餌を欲しがっています。欲しがって鳴いても餌をやらなくなると、やっと子離れが完了するようです。

そうすると小スズメも自分でご飯粒などをつつくようになりますが、これが結構難しいようです。くちばしにくわえるのですが、飲み込もうとすると落ちてしまったりします。すると小スズメは、くちばしを塀や庭木に当てて、米粒が真ん中に来るようにしてから飲み込んでいます。

こういった光景もすぐなくなりますが、秋になり田んぼのイネが実り始めると全くスズメが来なくなります。まだ家から2キロほどには一面の田んぼがありますので、かみさんは田んぼ食堂が開店したといっています。

さて巣を乗っ取るスズメに戻りますが、ツバメとスズメは住宅地に営巣しますが、タイプは全く異なっています。運んできた土や泥を固めて軒下などに巣を作るツバメに対し、スズメはくぼみにわらを集めて作るため、屋根瓦の隙間などを利用する場合が多いようです。

しかし現在は昔ながらの民家によく有った隙間が少なくなってしまい、格好の営巣場所が激減してしまったようです。スズメはツバメを襲って巣を奪うわけではなく、ツバメがいない合間を縫って住み着き、戻ってきたつばめがあきらめて退散しているようです。

これは見守るしかないとしていますが、やはり自然はだんだん厳しい状況になっています。

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