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中国ノーベル平和賞劉氏死去

2017-07-16 10:41:15 | 時事
数日前中国人ノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏が亡くなったという報道がありました。

2,3週間前末期がんであった劉氏を「欧米に搬送し、先進医療による治療を」という国際的な声が上がっていましたが、中国政府はこれを拒否したようです。その後ドイツ医師団などが中国に出向き治療を行ったのかもしれませんが、やはりだめだったようです。

獄中でノーベル平和賞を受賞すること自体異例のことですが、授賞式にすら出席させない中国政府の対応は我々から見ると不思議な対応としか言えませんでした。これだけのニュースをいくら統制がしっかりしている中国といえども、完全に除外することはできないはずで、国民はどう考えているのか知りたいものです。

社会主義市場経済というものが現実的にはどういうものなのかよく分かりませんが、これだけ経済大国になったのですから、民主化という動きが出てもおかしくないような気がします。中国は共産党の一党独裁で進んでいますので、民主化はまだまだ先の話なのかもしれませんが、いつまで思想統制が続けられるのか不思議な気がしています。

劉氏が共産党一党支配の放棄などを訴えた「08憲章」の起草に関わり、拘束されてから10年弱の間、政府は批判的な言論を激しく取り締まりメディアやネットの管理に自信を深めているようです。

ただしノーベル平和賞を受賞し、非暴力で自由や民主化を訴え続けた劉氏の死が持つ影響力は想定以上の物だったようです。劉氏の追悼の動きが党や政府の批判につながらない様、その情報封鎖に躍起になっているようです。

劉氏が死去した13日から14日にかけて、香港では中国政府への抗議が続く一方、中国本土では数人の支援者が入院していた病院を訪れて拘束された以外目立った抗議の動きはなかったとしていますが、どうも中国で何が起きているのか伝わっていないような気もします。

また国際社会の対応も世界2位の経済大国である中国に対しては、人権問題を批判する声は確実に弱まっているようです。また中国自身が国際社会の批判に以前のように動じなくなっている側面もあります。

日本政府の対応も歯切れが悪く、岸田外相は劉氏に哀悼の意を表しつつ、「引き続き高い関心を持ち、中国の状況を注視したい」と述べるにとどまっています。

劉氏の死をきっかけに民主化運動が高まりそうかと思っていましたが、指導者がいなくなることでむしろ後退してしまうのかもしれません。中国は経済バブルがいつはじけるか、その後の民主化はどうなるのか興味を持っていましたが、どうもまだ当分このままで推移しそうな気もしています。
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