ごっとさんのブログ

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睡眠と覚醒を制御する遺伝子

2016-11-12 10:42:48 | 自然
筑波大学などの研究グループが、睡眠と覚醒を制御する遺伝子を見つけたと発表しました。

睡眠は人生時間の約3分の1を占めて、誰もが毎日体験する現象でありながら仕組みや役割について詳しいことは分かっていませんでした。例えば「眠気」はだれもが日常的に体験する現象ですが、その脳内での実態や日々の睡眠量をほぼ一定に保つメカニズムも不明のまま残されていました。

私も昔から睡眠には興味を持っていました。私も若いころは、多分常に睡眠不足になっていたような気がします。サラリーマンですので朝は常に一定の時間に起きて会社に行きますので、前夜何時に寝たかは関係なく起きていました。仕事でそれほど遅くなることは無かったのですが、麻雀や飲み会など色々な遊びで帰宅が遅くなりました。

この睡眠不足を補うため、土日の休みの日はほぼ昼まで寝るというのが、普通の生活を送っていました。必要睡眠時間は人によってさまざまなようで、私もそんなに長時間は必要としなかったのかもしれません。それでも朝早起きをして何かするというのは苦手で、ゴルフや釣りといった趣味が続かなかったのはそのせいかもしれません。

一般に歳をとると必要な睡眠時間は短くなると言いますが、どうも私の場合は当てはまらないようです。会社を退職してから早起きをする必要がなくなると、いつまでも寝るようになってしまいました。これが健康とどういう関係を持っているのかわかりませんが、睡眠というのは不思議な感じもまま残っていました。

さてこの研究グループは、約8,000匹のマウスを対象に、ある種の化学物質を使って特定の部位に限定せずにランダムに遺伝子変異を起こさせました。さらに遺伝子変異を起こしたマウスの脳波や筋電図を分析し、睡眠時間が長い(覚醒時間が短い)グループと、レム睡眠時間が短いグループに分けて、それぞれのグループに共通の遺伝子変異を調べるという手法を取りました。

その結果、睡眠時間が長いグループは「Sik3」という遺伝子に、またレム睡眠時間が短いグループで「Nalcn」という遺伝子にそれぞれ異常があることが分かりました。これらのことから研究グループは、Sik3は睡眠と覚醒を制御してノンレム睡眠の必要量を決定し、Nalcnはレム睡眠を終わらせる仕組みを司っていると推定しています。

今後はこれらの遺伝子がコードするタンパク質を調べ、睡眠と覚醒の切り替えに関わる細胞内のシグナル伝達系などを明らかにしていくとしています。今回の発見で睡眠の不思議の解明の糸口が見つかった程度のような気がしますが、こういったところから睡眠とはということが分かってくるのかもしれません。
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