ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

ノーベル賞 女性が出ない理由

2016-10-11 10:26:22 | 時事
タイトルのように日本のノーベル賞受賞者は、全員男性である理由を明治大学の教授が解説していました。この意見に全面的に賛同するわけではないのですが、これをベースに私の意見を書いてみます。

従来ノーベル賞受賞者は、必ず「妻の献身に感謝している」ということを述べ、メディアはこれを美談に仕立てているとしています。しかしこれは美談に仕立てるというほどのことではなく、妻のいる男性としては当然の発言と思っています。

私でも学位論文の謝辞の項にお世話になった先生方と共に、妻への感謝の言葉を入れていました。ある意味こういった言葉を出さざるを得ないような、研究環境が定着しているような気がします。

このブログでも長時間労働について取り上げましたが、研究者というのはこの長時間労働の最たるものといえます。私は企業研究でしたし、それほどたいした仕事もしていませんので、それほど毎日遅くまでではありませんでした。

しかし大学をはじめとする研究機関で、特にその分野で著名な先生方の研究室は毎晩夜中まで、しかも休みも無くというのが常態化しています。こういった研究環境では、良い家庭人との両立はほとんど不可能といえます。

こういった研究体制を取らないと、良い研究成果が出せないという点で、家庭を持った女性研究者はこれに耐えられないと考えられます。この辺りが女性のノーベル賞が出ない大きな理由の一つと考えています。

女性研究者を育てるという観点では、この研究環境を変える必要がありますが、なかなか難しいだろうと思っています。研究というのは非常に厳しい競争社会であり、研究成果がある程度研究時間に比例してしまうというのも確かなようです。

女性受賞者が出ない理由として、研究者数が少ないことも大きな要因です。現在理系学生に占める女性の割合は、理学系22%、工学系12%とかなり低くなっています。また各国の研究者に占める女性の割合は、アメリカ34%、イギリス38%に対し、日本は15%程度にとどまっています。

最近は「リケジョ」というような言葉もでき、理系女子が増える可能性はあるのかもしれませんが、まずはこの辺りから改善する必要はありそうです。しかしこの記事の筆者も家庭との両立を一番の問題としています。ですから受賞者も家族の全面的サポートを前提とする長時間労働を、研究者の模範としてアピールするのではなく、新しい働き方を提案してほしいとしています。

こうやって見ていくと、やはり日本には女性の受賞者を出すような体制が全くできていないような気もします。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 楽天オープン キリオス初優勝 | トップ | レーシック手術激減 ピーク... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。