釜石市復興支援ボランティア第2クール2年の家塚です。
2日目の今日は朝から古民家改修のお手伝いをしました。
作業内容は、井戸掘りと暖炉造りです。
暖炉は、暖気を椅子の下に流して座った時に暖かさを感じるような工夫された設計になっています。
井戸掘りは1m60㎝の深さに達しています。 6mくらいまで掘らなきゃいけないので、道のり的にはまだまだですが、掘り進めていきました!
今日は地層的に石がゴロゴロとたくさんある層だったようで掘り進めるのがとても大変でした。
だけど掘っても掘っても砂だらけだった昨日よりは確実に進歩しているはずです!
暖炉造りは、土台に黒土をはりつけて固める作業をしました。
黒土を持ってきてくれたり、黒土のお団子を作ってくれたりする班と、
黒土団子で土台を固める班とに分かれて協力して行いました。
この様な作業は初めてすることだったのですが、古民家改修でお世話になっている黍原さんの指導のもと、楽しくしっかり作業することができました!
お昼は釜でラーメンを茹でてみんなで食べました(^_^)
釜で料理をすることはなかなかないことなので楽しかったです!
社会学部社会福祉学科2年小林彩希です。
午後も引き続き土を盛る作業を行いました。
藁と黒土を固めた団子をひたすらくっつけくっつけくっつけて...
ここまでできました!
手や足が泥だらけになりながらも集中してぺたぺた土を盛り続けてあっという間に完成目前までできました。
しかし乾燥させると土が収縮されて隙間ができだり形が変わってしまったりでまだまだ完成には届きませんでした(°_°)
休憩時間には黍原さんからの差し入れのおやつでパワーをいただいてすぐに時間がきてしまいました( i _ i )
帰りは黍原さんに被災現場視察へ連れて行っていただきました。
海沿いの津波でやられてしまった木々や、辺りいちめんさみしげな景観が当時の状況を想像させられました。
語り部の際に前川さんのお話にでてきた、子供達が最初に避難した現場や、更に山奥へ避難した現場の方まで連れて行ってくださいました。
ここで今日体験した現地の人々の温まる話です!
黍原さんの送迎での途中下車の視察を終え、帰りのバスを数十分待つ間に私たちはバス停の目の前のスーパーへお買い物へ行きました。
すると、バスの帰りの方向の時刻を間違えて把握していたために帰りのバスを逃してしまったのです!!
次のバスまで1時間半も待つということで、歩いて帰るかタクシーを使うか...歩くと1時間半かかりトンネルも通る事になるので危険だし、タクシーもお金がかかってしまう...と途方にくれていた中、先程訪れていたスーパーのレジの女性に相談をしました。レジの女性は親身に話を聞いてくださいました。
するとそこでたまたまレジに並んでいた男性が送ってくれると言ってくださったのです!!!
わざわざ駅の近くまで送ってくださったあの優しい男性に私たちは感動で心が温まりました。
現地の人はとても優しく思いやりのある方々ばかりで、みんなは1人のために、1人はみんなのためにと協力と支えあいの気持ちを感じました。
どんな試練もみんなで支えあい協力すれば乗り越えられるのではないかと学べた2日目でした。