けろっぴぃの日記

最近、政治のことをはじめとして目を覆いたくなるような現状が多々あります。小さな力ですが、意見を発信しようと思います。

録音専用のライフ・ログ・レコーダについて

2012-01-31 21:03:51 | 政治
ちょっと体調を崩してブログの更新に影響が出てしまった。まだ不調だが、前回は物騒な記事を書いたので、今日は平和的な提案をしてみたい。まずは導入として最近の話題から・・・。

通常国会が始まり、様々な論戦が開始された。その中で、公明党の山口代表から、東日本大震災関連の議事録が未作成だった問題について取り上げられた。記者団に対しても「国会の調査委員会で、野田佳彦首相も含めた関係閣僚の聴取が必要かもしれない」と述べたそうである。多分、議事録がないことを聞いた人々は皆、確信を持ってこう思うはずである。「議事録がないわけがない。100歩譲って議事録がないなら、ボイスレコーダに記録が残っているはずだ。」

例外なく全ての音声データが残っているとは言わないが、通常であれば常に議事録を取ることになれた官僚たちが、議事録を残さなくて良いと判断するはずはない。少なくとも議事録が作成できないほどに”てんてこ舞い”状態であると判断したならば、音声データを残すことを考えたはずだ。今時のボイスレコーダは安価だし、PCやiPadなどでも十分に録音ができる。確信を持って、80%以上の議事録ないしは音声データが記録されていたと断言できる。会議によっては法令で作成が義務付けられていると言うのであるから、間違いない。

しかし、それにもかかわらず議事録がないと総理が断言されるぐらいだから、可能性はふたつに絞られる。ひとつは、議事録に残してはまずい何かが会議において日常的に話し合われていたか、もうひとつは菅総理(ないしは関係閣僚)が議事録を作成しないように明確な指示をしたか、のどちらかである。後者の場合は確信犯なので、菅元総理を牢屋にでも入れる覚悟で追求しなければならないが、前者であれば、必ず官僚の中にも良心的な人はいるので、その様な人々が記録を残しているはずである。野田総理、ないしは担当閣僚が法令に則り「議事録、ないしは議事内容に係わる記録を提出せよ」と命令すれば、法的根拠のある命令に敏感な官僚であれば、簡単にそれらの資料を何処からか出してくるはずだ。問題は、その隠していたことを追求される覚悟を持って命令ができるかに係わっている。

ところで話の本題はここからである。最近、ライフ・ログという言葉が聞かれるようになった。自分の生活を様々な形で記録に残すことをいうが、例えばEvernoteなどを利用して、体験した情報を写真や音声、動画、テキストなどをPCないしはネットワーク上に記録していくのである。

しかし、私が今回提案したいのは、その様な自発的な働きかけにより記録するものではない。どなたか、家電メーカの開発者の方がこのブログを見ていたら、是非とも作って欲しいので、以下に提案を説明する。私の提案は、例えばiPhoneアプリの「キオクレコーダー」の様に、音声ベースで構わないので、丸一日を記録するツールである。しかし、「それならiPhoneや普通のボイスレコーダで良いだろう」と言われるかも知れない。私が欲しいのは、それよりももっと小型で簡単なもである。昔、ウォークマンが流行った頃、「引き算の発想」という言葉が使われた。その当時、ポータブルタイプのカセットテープレコーダが普及し始め、より高機能なものを多くの人々が期待した。録音機能はもちろんのこと、FM/AMラジオなどもあって当然の様な雰囲気があった。そんな中で登場したウォークマンは、「本当に必要な機能だけに絞り贅肉を落としたらどうなるか?」を考え、録音機能やスピーカによる再生機能、さらにラジオなどの機能を全て捨て、ヘッドフォンでの再生専用の代わりに高音質というものを作った。ウォークマンは、引き算することで新たな価値が生まれるという発想だった。

今回のライフログレコーダも同様で、常に身に付けていられる様に、サイズも10円玉ぐらいの大きさにして、再生機能(スピーカやヘッドフォンジャックなどでの単独再生)を持たず、純粋に録音だけに徹する(ここがポイントである)。再生はPCなどにファイルを読み込んでから再生すれば十分である。例えば、MP3の音声の圧縮であれば、32kbps×24時間で約350Mバイトあれば記録できる。マイクロSDメモリなどで数Gバイト記録できるので、数日分の記録はできそうだ。問題はバッテリーで、最低でも24時間は充電なしでできる程度の容量が必要である。そのバッテリーのサイズがどの程度の大きさになるかでライフログレコーダのサイズを決めることになる。無音部分は録音をやめ、音声がある場合だけ時刻と共に録音する。合言葉を登録しておけば、口で合言葉を語ると(ないしはライフログレコーダにあるボタンを押すと)録音データにその瞬間がマーキングされる。できれば、一続きの音声データが加工(切り貼り編集のこと)されていないことを証明可能な音声の符号化がなされていると好ましい。とにかく小型で簡易なものにしたいので、本体側には必要最小限の機能のみを持たせる。理想的には、バッテリー充電も無線充電とし、データ入出力も無線化することができれば、完全防水で腕時計的に風呂場に持ち込むことも可能であるが、サイズが大きくなりそうであればそこまでは問わない。

録音したデータに関しては、ミニUSBないしはBluetoothやZigBeeなどの無線インタフェースなどを介してPCにデータを吸い上げ、PC上で音声をテキストに変換する。できればPC上のアプリでは、声色から発言者を「本人」「発言者A」「発言者B」などと識別してくれるとありがたい。ノイズが多く、テキスト起こしの精度が低いところは音声データのままでも良い。音楽がBGMとしてかかっていたら、音楽データベースを検索して、曲名などを明記してくれれば、曲自体のデータはテキストにする必要はない。これらの機能はそれなりに高機能なものが必要だが、ライフログレコーダとは別のPC上などで処理を行なうのであるから、ライフログレコーダ側の機能の追加にはならない。

私はこの様なものがあれば、日々、頭に思い浮かんだアイデアを即座にログに残し、後でそれをチェックすることができれば便利だと日頃から思っている。だから本当は自分が欲しいのであるが、しかし最初の話題に立ち戻るならば、官僚や閣僚・政治家などには、この様なライフログレコーダを(完全なプライベートな時間を除き)常に身に付けて活動を行なうように義務化してはどうかと思う。そして、セキュリティの関係上、ネットワークから切り離されたオフラインの個人のPCやサーバに、そのログを1年分程度は残しておくのである。変なアリバイ作りに利用されると困るが、例えばタイムスタンプが正確な時間であることを保証するメカニズムを導入したりすれば、非常に精度・信頼度の高いログが残せる。

まだ、パッと見ただけなので、その様なものが既に世の中にあるのかも知れないが、私には見つけることはできなかった。あくまでも録音専用(再生機能不要)で、音質は問わないので低消費電力で長時間駆動の超小型のライフログレコーダが欲しい。

どなたか、開発して下さい!

←人気ブログランキング応援クリックよろしくお願いいます


最新の画像もっと見る

コメントを投稿