Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

親 反 せめぎあい

2010年04月27日 12時14分49秒 | Weblog
米海兵隊の新兵訓練がドキュメンタリーに 渋谷で上映中

2010年4月26日


「ONE SHOT ONE KILL 兵士になるということ」という映画だそうですけど、


海兵隊入隊の動機を語る若者たちのインタビューから、新兵が厳しい訓練を受けてマリーン(海兵隊員)として卒業する姿までを収める。藤本監督は「どうすれば普通の若者が人を殺せるようになるのかを探った」と話した。


沖縄の米軍基地の移設問題でもめる日本。だが、基地周辺で見かける米兵はくったくのない笑顔を見せる。「彼らは戦場で人を殺せるのか」

 ふと感じた疑問が、米海兵隊ブートキャンプ(新兵訓練所)の日常を追った新作「ONE SHOT ONE KILL-兵士になるということ」に結びついた。・・・・「命令には疑問を持たず、即座に従う。思えばかつての日本軍もそうだった」毎日新聞 2010年4月27日 



 反戦というのに加えて反米という匂いがしますね。

 軍隊というのは、やはり、指揮系統が厳格で、命令にしたがうように訓練され、また、殺人の訓練もうけるわけでしょうけども、それはどこの軍隊でも同じでしょう。

 2010年04月26日
日米同盟を解消しないで下さいと米国に頼み込む外務官僚OB
(天木直人のブログ)


 反米・反戦という思想というか、イデオロギーというのは、昔から細々とあるわけですけど、あまりに主流にならない。
 
 反戦は結構な話なのですけど、この地域の平和をいかにして維持できるか、という具体策にかけるからです。

 動物殺しにせよ、人間殺しにせよ、残酷きわまりない、「こんな訓練して、こういうことをすることになるんだよ、やめようよ」という素朴な感情を否定するつもりはないですけど、しかし、それだけでは反戦にはつながらない。一国の軍隊をなくすことが平和を維持するのに無益であるのみならず有害であり、全部の国家が軍隊をなくす、という予兆はどこにもないからです。
 
 そして、一国の軍隊を否定したところで、国家の安全が保障されるわけではないから、一般人もついていけない。

 従来の反戦活動でも、反核活動でも、その理想は賛同をえられるものの、それを具体的に実現する方策が提供されないために、つねに空振り、空しいシェスチャーに終わる。素朴な感情論、自己満足に終わってしまう。

 反米、ということに関しては、おもしろいことに極左の一部と極右の一部は共有している。
 
 巨大な国家については、それが巨大な国力・軍事力がある、というだけで、周辺国には不安をもたせるものがあり、加えて、そのやり方が力任せ・押し付け的な印象を与えると、反発があるのはある意味理解できるのですが、それ以上に、極左の場合には好戦国家や帝国主義的な側面が強調され、極右の場合には、、日本の伝統を侵略するものとしての側面と、西尾幹二氏など、日本人はアメリカを許していない という著作があったり、歴史にこだわる右翼が多かったりするところをみると、過去からの怨恨が加わるのかも知れない。
 
 こうした極左がそぼくな感情論を脱して、現実の平和実現というのに目覚め、あるいは、極右が純血日本・日本人という神話から解放されると、嫌いあっている両勢力は、国家社会主義的な面など、案外共通点が多いように思うのですが、なかなか仲良しにはなれない、ようですね。

 日本という国に大きな影響力を及ぼす国に関して、親米・反米、また、これからは、親中・反中、という対極のせめぎ合いがこれからも続くのでしょうけど、結論はその中間あたり、ということになるのではないでしょうか?


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