Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

移民問題に対する一般人の声 イギリス

2008年09月14日 09時10分16秒 | Weblog
 ぐぐっていたら、見つけた。
BBCによる移民問題に対する一般人からのコメントである。2006年のだから、そう古いとは言えないだろう。
The BIG Immigration Debate
魚拓
 すごい数のコメントがついているから、全部みていないが、わりと面白い。まあ、抱える問題は同じで、老齢化社会、人口減少により経済や福祉を支える担い手がいなくなり、移民の必要性がある、ということ。

 
 あと、イギリスは歴史的に植民地侵略してもうけてきた、また、移民の大半は植民地からであるから、そこから移民を拒否するのは卑怯やないけ、という意見もある。

 で、それに対して、ニートがいるやないけ?という意見。なんで、失業率が高いのに移民よばなきゃあかんのかいな?という意見。
 公共の居宅提供でも、イギリス人の貧乏人はすめないが、移民や亡命希望者は住むことができるのはおかしいやないけ?という意見
 移民がきて給料安くなっちまった、という意見。
 学校も病院も多様な移民を受け入れるのには限界や、という意見。
 なんで多国語で公共文書を書かなくてはいけないのか、という意見。
 言語のできない移民がきても労働の役にたっていない、という意見。
 安労働で労働搾取、又、移民家族のなかでの女性差別の問題など、イギリスが克服していきた問題の蒸し返しをやらなくてはならない、という意見。
 一人の移民が二家族も祖国から呼び寄せるから、かえって負担が大きい、という意見。
 
 面白いのは多文化主義について。いつおれら多文化主義国家にするってきめたんや? 多文化主義になってええことあるんか?ーーーこれは知識人からはなかなか聞けない素直な意見でしょう。 イスラムの寺院はいっぱい建ちました、クリスマスは禁止です、なんやねん、これ?移民はイギリス社会に同化しません、彼等は彼等にイギリス人を同化させようとしています、彼等は福祉、公共サービスなどいいとこどりで、イギリス文化は廃れる一方である、という意見。ーーー移民に同化させようとしている、というのはちょっと大げさかもしれんが悲痛な思いは伝わってくる。他国に旅行すれば他国の習慣にしたがうが当然やないけ、なのになんやねん、これは??というのである。
 
 「学校でお辞儀????ざけんじゃなねええよ、日本帝国マナーを強制するんじゃねええええよ!!!」と論理的にはなっていく。

 深刻だね、おれも、中華料理やインド料理が増えるのはいいと思っていたが、考えてみれば多文化主義って非常に曖昧だろう。

 移民看護婦について文句いうと、人種差別だああと叫ばれるかだまっているしか、ないという意見。

 EUの移民法に同意してしまったので、もう遅すぎる、という意見。


 さて、日本もしっかり議論していかないと、もっともこうした問題に直面するのは、たぶん、中流か中流以下の生活をしているあなたですよ。

 


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Yasu)
2008-09-14 12:49:31
先生のブログでFred君がスエーデンの事情を報告してくれてますね。

http://www.debito.org/?p=1891
32番目のコメント

日本多文化主義化については、私は普通に疑問を持ってますけどね。差別主義者なのかな。
Unknown (mozu)
2008-09-14 15:35:19
ここ1、2年で欧州では国にもよるでしょうが、ばりばりの多文化主義的な言説の信頼性は徐々に下がっているような印象を受けますね。それが必ずしも良い方向なのかというと微妙な感じもしますが、中長期的には段々バランスがとれていくのでしょうかねえ。

植民地主義や人種主義への反省みたいな倫理的な問題と現実的な移民問題とを直接にリンクさせるのはあんまり健康的ではないように個人的には思いますね。日常生活上のこまごまとした問題を実際主義的に処理していく邪魔になるし、バックラッシュを生んでしまうように思えます。勿論人種差別は問題だと思いますが。

個人的には多文化主義というよりもミックス主義のほうが好ましいですね。ラテン圏が好きなこともあって。北米やオーストラリアは日本のモデルにはあまりならないように私には思えるのですが、アメリカもラテン化が進むとまたいろいろと変わってくるのかもしれませんね。
Unknown (空)
2008-09-14 16:03:01

Yasu 様
時間がないのでとりあえず。
fred さんへの応答、

33 Matthew Says:
September 7th, 2008 at 3:16 am

Hi Fred–you got problems with Sweden–talk to them. Two different worlds.

“Nobody likes a whiner. Youre not Japanese and never will be, so get used to it or go back to where you belong.”

I am loving this―what an arrogant prick you are.

Your simplistic take on the reality of life in japan makes me almost cry. Have you lived in Japan for more than 10years? Have you bought a house? Have you had children? have you buried parents and grandparents? If no–then fuck you! You dare to tell us who have done these things to “go back to where we belong”!!! I want to smack you in the face for such bullshit.

I hope to meet you one day and you can say “Nobody likes a whiner. Youre not Japanese and never will be, so get used to it or go back to where you belong.” to my face. I really really want to have that experience.

matthew

Oh I forgot―-fuck you!

有道先生、普通ならこのひと出入り禁止でしょう。

Mosu様

ミックス主義というのがなかなかイメージしにくいのですが、やはり、言語の問題、つまり、移民に日本語を習得してもらう、それにはかなり金をかけてでもやる、というのは一歩もひけない最低線だと思いますね。

 ご承知のように私は移民問題についてかなり寛大だったのですが、どうも最近はかなり否定的になってきました。Mozuさんの影響だったりして・・・
Unknown (mozu)
2008-09-14 17:25:47
>Mozuさんの影響だったりして・・
いえ、私は慎重派ですけど、否定的ではないですよ(笑)。国にもよると思いますが、多文化主義が民族主義や宗教的原理主義を抑えられない結果になっているのを見ているとやはりそこに問題があるのは疑えないように思えます。論者にもよりますが、共同体同士の分断状況をエンパワーしているようにしか聞こえないことがありますね。

ミックス主義というのは主義ではなくて自然に混じり合っている状態を是としてそこに過剰な人種的、文化的配慮は持ち込まないほうがいいといった感じで使いましたが、いい加減な用法でしたね。例えばなになに系アメリカ人というように神経質にいちいち区分けしてアイデンティファイする仕方はあまり好きではないんですね。それでそれぞれがなになに系としての文化的主張をすると。なんだか囲い込みの戦略に見えてしまいます。私みたいな人間はその中に入れなさそうです。

言語についてはそこの国で暮らすつもりならばもちろん必須だと思います。ホスト国の文化の尊重というような大げさな話ではなくてコミュニケーションする上で単に不便でしょと思うのですがね。英語話者の共同体にずっぽりはまって文句ばかり言っている人達はなにが楽しゅうてここにいるのとしか言いようがないですね。ただ日本ばかりでなくどこにでもいますよ、ああいう連中は。もし移民を受け入れるならば受け身の姿勢にならないようにしないといけないと思いますね。統合する意志が必要だと思います。
Unknown (空)
2008-09-14 19:17:05
ぼくは制限的肯定派だったんですけど、mozuさん流に言うと、慎重派、あるいは、もっと慎重になって、原則否定 例外肯定 くらいに傾きたい気持もありますね。つまり、科学者とか学者、研究者はむしろ多いに待遇をよくして、(明治政府みたいに)また、実績のある起業家、それに政治的亡命者くらいで、あとは、原則移民否定みたいな感じでね。
 やはり、日本語ができないひとと議論するのはのは難しいし、大方の日本人にそれができるかどうか?

 元防衛庁の太田氏がアメリカの誰かを引用して帝国の隆盛には移民は必要説の論陣を張っておられ、それについては無知で、また、別に吟味しなくてはならないのでしょうが、移民の問題って、ありていにいうと、多文化主義や人道上の問題ではなく、一国の経済の問題でしょ。
 で、英語圏の論調なんかも、欧州の経済が悪くなるにつれて移民に対する態度が硬化しているような印象もある。
 あそこのコメントを読んでいて「多文化主義ってええことあるの」風な素直な意見に何か新鮮さを感じましたね。
 いわゆる多文化主義者がその名において主張しているのは、例えば、韓国語の学校とか、多国語の公式文書、それに従来の伝統的行事の公的場所での禁止でしょう。当然な疑問でしょうね。過度的な段階として、私的なレベルで例えば、日系アメリカ人の街がアメリカに自発的にできるのは許容できるにせよ、それを公的な要請とするのはいきすぎで、同様に、公的なレベルで韓国語学校や、多国語の公式文書を法的要請にまでするのは、いかがなものか、と思いますね。
 多文化主義って多義的ですけど、私的なレベルで原住民の生活様式を強制しない、くらいならいいと思いますがね。
 mozuさんのおっしゃる、ミックス主義が成立すれば、一番いいですね。ただ、それが、成立するには、言語の問題、居宅の問題、金融の問題など、おっしゃるように、受け身では駄目で、やはり、かなり日本側の後押し・援助が必要だと思います。そうした問題があるために、民族がかたまる傾向がある。そして、そうした前提条件が整備されていない移民政策は無責任だと思います。

 自民党の移民政策を精査していないのでわかりませんが、聞こえのいい言葉にくるんで、要するに経済政策じゃないんでしょうかね。
 ぼくも無知でしたけど、やはり、多くの日本人が関心をもって国民的レベルで議論すべき問題で、政府が勝手に政策決定してからでは遅い。
 移民のメリットデメリットに関する情報をもっともっと提供していくべきだと思います。

 
Unknown (mozu)
2008-09-14 21:31:51
>自民党の移民政策を精査していないのでわかりませんが、聞こえのいい言葉にくるんで、要するに経済政策じゃないんでしょうかね。

その通りです。ただ現在の日本のように覇権の意志のあまりないところで大量移民を受け入れても追いつめられていくような気がしますね。この案は政治的に通らない可能性が高いと思いますが、限定的に外国人労働者を受け入れる流れは止まらないでしょうし、日本に帰化する人も増えるでしょう。政府として社会統合戦略みたいなものを立てないのは無責任でしょうね。それは日本国民ばかりでなく外国人労働者や新日本人に対しても。

ちなみにフランスは言語については絶対に譲らないでしょうね。影の部分も知っていますからいろいろと言いたいこともあるのですが、かの国の統合主義はひとつのやり方だと思います。あとスペインですが、言語の問題がないだけましなはずなんですが、それでも不況となると衝突はそれなりにありますからねえ。

欧州諸国はどこも似たような問題を抱えているのでどこでも参考になると思います。アジアで参考になる国があればいいというのでマレーシアについて調べたこともあるのですが、やはりちょっと経済構造からなにから違うところがありますからね。上でちょっとネガティブなことを書きましたが、アメリカはそれでもなんとかまわっているのはたいした国だなと感心してしまいます。
Unknown (空)
2008-09-14 21:41:47
本格的に社会統合政策をたてないのは、本格的にするとコストがかかりすぎるから、というのも聞いたことがあります。
 移民と覇権ってやっぱ関係ありますか?
Unknown (mozu)
2008-09-14 22:48:38
>移民と覇権ってやっぱ関係ありますか?
米欧の戦略家は人口サイズと国力についてかなり意識的です。投資家も投資対象国の人口に注目しますし。ただ理論的、経験的にどこまで確かめられた議論なのかは不透明にも思えますね。社会統合ですけど方針が定まると低コストでもけっこう緻密にやってしまう能力は日本社会には備わっているように思えるのですが、過信でしょうかねえ。
Unknown (空)
2008-09-14 23:32:30
ああ、そうか、人口サイズと戦力というのは、そういえば、ミャシャイマーなんかも言及していましたね。国土の広さなんかとあわせて。空軍が発達したとはいえ、結局勝敗を決するのは陸軍で、敵地に侵攻しなくてはならない。戦略家の人たちにおこられちゃうかもしれないような粗い説明ですけど・・・たしかにいざというとき工場で働くひとも必要でしょうからね。

 太田氏が引用していると思われる著者、たしか、女性で、中国系アメリカ人だと思いますけど、その人のインタビューを何かでみたことがあって、歴史的にいろんな民族がはいったほうが栄えるといった議論で、また、要するにいろんな新しいアイデアがそのほうが出てくるといった回答だったような記憶だったので、それが念頭にありました。

社会統合については、まず、方針が決まるか、うやむやになだれ方式になってしまわないか、そして、国家が効率よくできるか、むしろ民間に委託したほうがいいのではないか、など本当は緊迫した問題ですよね。
Unknown (空)
2008-09-15 02:35:41
因みに、移民増加を主張する人は、帝国つくって軍事的優勢に立とう、とする目論見?とか、言われちゃうかもしれませんね。

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