ぼやかせていただいております。

Freedom of information in U.S. is devastating.

2017年06月09日 19時15分05秒 | Weblog



ホワイトハウスの中に入るのは初めてである。「サンデーステーション」で、トランプ大統領の会見取材が許可されたのだ。外から眺めては、いつか入ってみたいと思っていたのだが、夢がかなって実際に目にした状況はかなり異様なものだった。

ローズガーデンと呼ばれる中庭は大統領執務室の前にあり、そこで行われる記者会見はテレビでよく見る光景だ。中庭に行くと、ホワイトハウスのレポーターたちが席について中継の準備をしている。私がその異様さに気づいたのは会見直前だ。まず閣僚、幹部、スタッフたちが出てきたのだが、ものすごい人数が着席する。大統領のスピーチ台を前にして、5列くらいが身内のスタッフで占められていて、メディアが座れるのはその後ろになり、大統領まではかなり離れた位置になる。これでどうやって質問するのだろう。

次に異様だったのが、会見冒頭だ。その日はトランプ大統領がパリ協定離脱について声明を発表することになっていた。しかし、予定より30分ほど遅れて、まず紹介されたのはペンス副大統領だ。そして、延々とトランプ大統領のこれまでの功績を話したあげく、「それでは皆さんお迎えしましょう、アメリカ合衆国大統領、ドナルド・トランプです!」と高らかに紹介。身内スタッフの盛大な拍手の中、執務室からトランプ大統領が現れた。これが会見? 見ると、メディアはシラッとして座っている。

さらにトランプ大統領自らの自慢話が続き、パリ協定の離脱を発表すると、また盛大な拍手。この人たちは、まだ選挙キャンペーンをやっているのか。そして、声明発表が終わったとたん、記者たちが一斉に立ち上がり叫び始めた。「パリ協定離脱で本当に雇用は増えるのか?」「コミー元FBI長官の公聴会について一言!」しかし、彼らの前には鉄壁の5列にわたる身内スタッフが起立して拍手をしているから、まったくトランプ大統領に声は届かない。記者の質問には一切答えず、大統領は大拍手の中、執務室へと戻っていった

これが今のアメリカなのかと思った。伝えられているメディアとの決裂、そして内向きなトランプ政権を象徴する場面だと思った。オバマ大統領時代は声明発表の際も、メディアの質問に丁寧に答えていたという。残念ながら私があこがれていたホワイトハウスの姿はそこになかった。


総会屋がしきる株主総会みたいなもんか?

(報道の自由・Press freedom)
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