こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

朝の迷惑

2011年03月09日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
鎌倉駅周辺は路上喫煙禁止となっている。
(鎌倉駅のコンコース)
にもかかわらず、朝、駅前でタバコを吸っている人が必ずいる。
今朝は二人。
自動車の排気ガスの少ない、きれいな空気を吸い込もうとしている身にとっては、たまらない。

臭いだけなら我慢もできよう。しかしながら、タバコが我慢出来ないというのは、副流煙中にさまざまな化学物質が含まれているからだと思う。
汗臭い人の人が隣に来ても、「まいったな」とは思っても、タバコの臭いに対するときに感じるような「怒り」にはならない。

自転車でプカーッとやられている後ろに着いた時も悲惨だ。なんとか追い越して前に出るが、その時は駐輪場に到着していて、入り口では後ろから追いついてきた喫煙者と目が合う。なんだか、こちらの方が悪いような気になってしまうのは、大損だ。

電車を降りてからだと、今度は吸っている人とすれ違ったあとがつらい。目には見えないが、”タバコの煙”という弾幕の中を進んでいくようで、結構臭いはつづく。

私のように、元中毒者の場合特にそう感じられるのかもしれない。

喫煙はあくまでも、吸っている本人の禁断症状の緩和にしか過ぎず、周りの人間にとって利益は何もない。

私自身、以前・・・
「タバコ吸っていいですか?」などといって、タバコを吸って周りの人に迷惑をかけていた。
いまでこそタバコは吸わないが・・・思い出すと恥ずかしい。
こんなことを20年以上続けていたことに関しては、いくら中毒だったとはいえ、申し訳なく謝罪するしか無い。

タバコの煙を発生させずにニコチンを補給してもらえば、いいのだが、最もいいのはニコチンパッチだろう。
タバコの自販機でニコチンパッチを売ったら、周囲に迷惑をかけずにニコチン補給ができるようになると思うのだが駄目だろうか。
まあ、タバコが売れなくなるのは、これはこれでいろいろ困ったことがおこるのだろう。

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3 コメント

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NRT(療法)って知ってます? (ろどりぃ)
2011-03-10 09:18:15
ニコチンパッチで思いだしたのだが、確か先生の近所の地区の保健福祉事務所で、煙草中毒となった未成年者喫煙者(中学・高校生)に対し、喫煙をやめれるように?と、無償で(なんと太っ腹!それって税金をつぎ込んだんですか?)その地区の未成年禁煙希望者に対し、ニコチンパッチ処方を行ったらしい。これをニコチン置換療法(Nicotine Replacement Therapy, NRT)と言うらしい。以下は非常に笑えない事実だったらしいが、未成年喫煙者はお金がなくても煙草だけはやめられないとのことで、こづかいの大部分を、更にはバイトをしてまでも煙草代につぎ込んでしまったらしい。NRTによりどれだけ喫煙が改善されるかと詳細に調べたらしいのだが、実際、ニコチンパッチを欲しさに多くの中・高校生がむらがってきたらしいですね。いやあ、その話を聞いて私自身、ちょっとびっくりしましたし、笑っちゃったりもしました。生まれてこのかた煙草を吸ったことがないのでこういう状況って?でした。この詳細は、公衆衛生雑誌に論文化されているらしいので、今回詳細は割愛致します。
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薬物中毒 (colocolokenta)
2011-03-10 13:28:33
ニコチン中毒は、禁断症状が軽いので罪悪感に乏しく、日常生活にもあまり影響を与えていないように感じられます。
実際は、タバコの煙をまき散らし、灰、吸い殻をも産生しているので罪悪感を感じて欲しいですし、1時間毎に発生する禁断症状緩和の為のニコチン補給に要する時間は一日1時間程度になり、影響は甚大です。
「多くの中・高校生がむらがった」ということからも、「大人のたしなみ」、「酒場での小道具」、と言ったようなものではなく、単なる薬物にしか過ぎないことが明らかです。
タバコの値段を上げても、バイトすればいいですが、カツアゲも増えるでしょうから、却って逆効果になるかもしれません。
ドラマで不良高校生がタバコを吸う場面があり、その後、その高校生が更生するという話があったりしますが、若年者のニコチン中毒は年配者よりもきつく、結局はやめられないと思います。
で、マリグナントサイクルに戻ります。

私は、父が無造作に放っておいたタバコを口にしたのが最初でした。親がニコチン中毒者の場合、子供は容易にニコチン中毒者になります。女性の場合は、つき合っている人がニコチン中毒で、「私にも吸わせて」なんて、おもしろ半分で吸ってみたら、仲良く中毒になっていた、なんてことが多いようです。
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ナカナカ・・・鋭い!。 (ろどりぃ)
2011-03-10 15:46:40
このNRT療法の結果ですが、”喫煙同居者が禁煙継続の阻害因子であることが推測された”そうです。先生、ナカナカ鋭いですね。ちなみに、この話のオチですが、ニコチンパッチの無料支給に中・高校生が群がったとのことなのですが、この窓口になった先生を知っているんですけど、非常に美しい先生なんですね。その話を聞いたときに、オイラとしては、パッチ療法を学生が受け入れたというよりは、口コミでその先生逢いたさにパッチを保健事務所までもらいにいったんじゃあないカナと。オイラが学生だったらば、ニコチン中毒だって嘘をついてまでも逢いたい先生だよね。多分、オイラの様な非常にむさくるしいオジサンが窓口になっていたんじゃあ多分、だれもパッチをもらいにこなかったんじゃあないかと思うよ。その研究に追加検討を是非、加えてもらいたいね(オイラのようなオジサンにもパッチをもらいにくるのかって)。と、いう訳でジャンジャン!。
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