こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生はあっという間だな、あと少しの間どうやって生きよう

不平不満は気の持ちよう

2017年11月21日 | 生き方について考える

不平、不満は気の持ちようだ。

広辞苑によると、”不平”とは、”心が穏やかでないこと”、”不満に思うこと”で、よく不平をいう人を”不平家”という。

”不満”とは、”心に満たないこと”、”満足しないこと”をいう。

心が穏やかでないと、いいことは一つもない。注意は散漫になるし、悲しい気持ちになって、血圧だって上がってしまう。

不平ばかり言っていると笑顔は減り、怒りっぽくなる。人を羨んだり、恨んだりするようにもなり、人との関わりも失われてしまう。不平家にはよく出会うが、一緒にいて楽しいことは何ひとつない。そういう人には、何がそんなに不満なの?と聞きたくなるが、その質問を逆手にとってさらなる不平をいってよこすので放っておくしかない。人の振り見てわが振り直せ、で自分は不平家にはならないようにと自戒する。

不満というのも、いいものではない。自分の置かれた状況というのは、自分に対する他者からの正当な評価であって、それ以上でもそれ以下でもない。自分に対する評価が低い、とか、陥れられたとかいったような自分の目線だけを頼って生きている限り、不満は次から次へと生じるばかりだが、それは自分中心の考え方からに過ぎない。理不尽に思えることは、世の中でしばしばあるけれど、つまるところ、それらは自分が歩んで来たことに対する他人からの評価だ。自分の目しか信じることはできないが、俯瞰的に自分を捉えることが何より大切だ。

不平や不満を抱えて生きるということは、百害あって一利なし。嫉妬や羨望も同じだ。

まあ、実際にはぼやく程度ならいいだろうけど、そのあたりはどこまで言うかの程度をよく考えなくてはいけない。

なによりも現実を淡々と受け入れて、平坦に生きていくことを心がけていくことが、結局は自分のためになる。

いつも笑顔で

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