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還暦病理医の日々と生き方考え方

日本人とマスク

2014年08月20日 | 日々思うこと、考えること

おととい、NHKの特ダネ投稿DO画の夏休み特集「外国人が見た驚きのニッポン」で、日本の珍しい風習を取材しているポーランドのYoutuberの若者のことがテレビで紹介されていた。

その驚きの一つに日本人のマスク、というのがあった。

そもそもは新型インフルエンザが流行したときに、感染防止のために多くの人が買い求めたのが始まりだった。あの時は幸いSARSの来襲は無く、症状の弱い豚インフルエンザだけで終わった。これが、2009年4月のことだから、わずか5年前、というか5年でずいぶんマスクが普及した。外国人が見たら驚くほどのマスクの普及率だ。

冬場など、駅のコンコースですれ違う人のほとんどがマスクをしている。

だがマスクのおかげで、乾燥のひどい日本の冬、マスクの保湿効果は抜群の快適さを多くの日本人にもたらした。だから、冬の間は乗客の2、3割はマスクを着けているし、このブログの記事にもなる(それ、ちょっと違います(1)・・・マスクの表裏マスクのつけ方)。

 

夏でもマスクを着けている人は少なくない。ちなみに今朝、私が運良く座ることのできた横須賀線の四人がけシートでは、私以外の三人がマスクを着けている。私もかばんにマスクを忍ばせているので、これを着けて一役完成させてもよかったのだが、自分受けして笑ってしまいそうなのでやめておくことにした。

だが、この横須賀線の空調からすると、都内までの一時間、マスクを着けている方がはっきり言って楽である。周りの三人ともマスクを着けてぐっすり寝ている。

かのYoutuberの若者たちはどこかの公園でマスクを試しに着けていた。服装から見ると暖かい季節。それでマスクを着けたら蒸れていやだと言っていたが、当たり前だ。これはマスクの目的に合った正しい使い方ではない。

寒くて空気が乾燥している冬場とか、冷やし過ぎの室内、車内でこそマスクを着けるのだ。

日本人はきわめて高いレベルで生活のクオリティの向上を目指している。そしてそれは、ぎゅうぎゅうづめの満員電車の中とかにあったりするのだ。

ちなみにマスクを上下逆さまに着けている人は三人中一人だった。

 

ある意味とても贅沢な国
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