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私たちが今、すべきこと!

2011-03-31 02:08:53 | 無題
東日本大震災で被災された方々のいま置かれている境遇を思うと胸が締め付けられる思いです。
壊滅的な状態から立ち直り、元の状態に戻るまでには途方もない時間と資金とエネルギ-を要することは周知のとおりです。

救助、救済、復旧、復興、振興と長い道のりを経て初めて東日本に活力と平穏が訪れるでしょう。
そのために今、国連や諸外国から力強い救援の手が差し伸べられています。
大企業や各種団体も大規模な救援物資や義援金を拠出しています。

私のお客様の建設会社では、いち早く同業者と連帯して飲料水のタンク車2台と
仮設トイレ30基をかき集めて被災地に陸送し、復旧支援も続けています。
それが企業に課せられた社会的使命であると心しているからです。
私はこれらの建設会社を誇りに思うと共に、この行為を大いに讃えたいと思います。

歯科医療に携わる私たちも、今はもう考える時期ではなく実践すべき時だと思います。
計画停電の影響や消費マインドの減退により大幅な収入減は避けられないでしょう。
だとしても、我が家があり、家族があり、職場があり、仲間もいる。
それだけで充分に恵まれていると思うべきです。

この大震災は、実は私たちも当事者であるのです。
被災者は私たちの同朋です。
被災地の海や山や田畑の恵みは私たちが恩恵を受けています。
福島原発からは全面的に電力の供給を受けていました。
何よりも被災地が復興しなければ日本の経済と活力は衰退し私たちの生活まで脅かされてしまいます。

私たちが今、すべきこと!
先ずは急いで『義援金』と『寄付』を送ることです。
歯科医師会を通じて既に送られている先生方も多いでしょうが敢えて言わせて頂きたい。

義援金は、被災者の生活資金や救援資金に、寄付は被災地の復旧や復興に充てられる資金です。
スタッフにも働きかけて可能な限りの義援金と寄付を募って頂ければと思います。
それが私たちに課せられた社会的使命であると思うのです。

多くの同朋が命の危機に晒されている危急の時に無関心でいることは絶対にあってはならないと思います。
誰かがやってくれる、そうではなくて自分もやる、今こそそれを実践すべき時だと思います。

私の事務所では、福島県に30万円の義援金を送らせて頂きました。
何よりも、原発の恩恵を受けたのは私たちなのですから。
その原発事故によって被災者はふる里や仕事を捨てなければならないかも知れないのですから。
復興期にはまた寄付をさせて頂くつもりです。
そして更に、私と妻は福島への『ふるさと納税』をさせて頂くつもりでいます。

どうか皆さん、東日本の救援と復興のために、私たちの住む日本のために、
そして何よりも自分自身のために、今あなたのできる限りのことを実行に移して欲しいと思います。
そしてもう一度、日本中の同朋が共に笑い合い、手を取り合って生きられるこの国の復活に貢献して頂きたいと思うのです。


さて、今後の見通しです。
計画停電もさることながら、災害復興税の新設、所得税の定率増税、消費税率のアップ、不況の到来と
消費マインドの極度の減退などにより経済活動に著しく支障をきたすことは目に見えています。
私見ですが、何も手を打たなければ夏と冬の期間に限っては40%程度の収入減を見込んでいます。

この状況の中にあって、最優先課題とすべきは医院の継続とスタッフの雇用維持です。
今まで以上に増患増収に取り組んで、初めて前年並みの収入が維持できる程度と覚悟すべきです。
安易なリストラより就業調整を実施し一時的に給与支給を減らしてでも雇用維持を最優先に考えて頂きたい。
当然、資金繰りは厳しくなるため金融機関に対して借入返済の繰り延べ要請も念頭に置いて頂きたい。
セイフティネット融資の延長が決定されましたのでつなぎ資金として堂々と活用していただきたい。


最後に、被災地を気づかって多くの方々が外食やレジャ-など消費行動の自粛を決め込んでいる
ようですが、これでは経済活動が停滞し不況を助長することとなってしまいます。
今まで通り、誰に遠慮することなくお金を使い経済を回すことに貢献すべきことを忘れないで頂きたい。

首都圏直下型の地震を想定した備えも必要です。
特に首都圏のクリニックでは瓦礫と火災のためにスタッフの帰宅不能が考えられます。
少なくとも2~3日分、スタッフの分も合わせて食料、飲料水、調理用具、燃料、電燈、救急薬、毛布などを備蓄すべきです。


嬉しいことに被災地の子供たちにも少しずつ笑顔が戻り、前を向いて歩き始めているようです。
先ずは、私たちが溌剌として仕事に励み、お金を生み出し、誰に遠慮することなくお金を使い
元気と笑顔と援助を継続して被災地に送り続けて行きたいと思います。

それが日本に生きる私たちの社会的責任であり使命を果たすことだと思うのです!





































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