介山の日記

つれづれに思ったことを書きます。

衆院小選挙区区割り改定案

2017-04-20 10:08:15 | 日記

昨日、衆院選挙区画定審議会から衆院
小選挙区の区割り改定案が勧告され
ました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00000107-mai-soci

現在、日本の都市部に住む人の多くは、
地方出身者であり、都市部の人口が
多いとは言え、地方に思い入れのある
人が多いことは承知しています。

しかし、あえて問題提起したいと思い
ます。

区割り案が発表されると、「選挙区の
地域性が失われる」という意見ととも
に、定数削減も含んでいる場合には、
「地方の意見が国に届かない」という
意見が、必ずと言っていいほど述べ
られます。

そこで申し上げたいのは、前者はとも
かく(これも指摘したいことがないわけ
ではありませんが)、後者について、
「人口に比例しない意見を反映するの
が民主主義か?」ということです。

民主主義は最終的には多数決で決める
ことにあり、しかしその前提として、
意見機会の平等と熟議、それに意見
反映の平等が確保されていなければ
なりません。

間接民主制にあっても、議員選出には、
立候補機会の平等と公正な政見表明
(聴取)、それに投票反映の平等が
確保されていなければなりません。

これを平たく言うと、一票の格差は
ないほうが良く(一票の重みは同じで
あるほうが良く)、少なくとも誰かの
一票の価値が誰かの二票分になる
(投票反映が倍になる)ことがあって
はなりません。

逆に言うと、一票の重みが同じ区割りで
あれば、「地方の意見が国に届かない」
などということはあり得ません。

むしろ、定数削減が予定される選挙区
は、現状、他の選挙区より「意見が多く
国に届いている」のです。

果ては、政治家であるにもかかわらず、
「面積や地域の実情を考慮してほしい」
という話をした人がいたようですが、
「面積が意見を言うのか」、「地域の
実情を平等に反映するため議員数を
適正にしようとしているのではないか」
と問いたいです。

好きなところに住んでいるのですから、
「都市部は狭くて大変だ」などと泣き
言を言うつもりはありません。

また、特に東京都は税収が強制的に他
の地方に分配されていますが、「地域
の実情を考慮して」の措置だと思えば
承服もします。

(東京出身者の多くが地方出身者で
あることを考えれば、一種の「ふる
さと納税」だと言えなくもありません)。

https://thepage.jp/detail/20160714-00000010-wordleaf?utm_expid=90592221-74.n0eFzRcKTSudq9ws3SXSYQ.0&utm_referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F

しかし、一票の重み、平等な選挙、
民主主義の否定を、地方の政治家自ら
するのであれば、承服できません。

失礼を百も承知で申し上げれば、その
ように住民が集まらない(人口減少が
激しい-特に若者に見捨てられるよう
な-)「地域の実情」を作ったのは、
そういう不見識な政治家ではないで
しょうか。

民主主義の復習を強くお勧めします。
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