見たり・聴いたり・踊ったり

ダンス公演・コンサート・映画や本の感想と日々のつぶやきを書きつづっています。時々バレエ・レッスンへの想いも…。

Amjad - La La La Human Steps

2008-07-06 09:35:10 | ダンス
Amjad - La La La Human Steps

見て参りました。ウワサの高速バレエ。

 すごい~!!

そして、1時間45分、休憩なし。ぶっちぎり、ノンストップ高速バレエ!!

 最初の感想は`疲れた…`でございます…。

 会場はさいたま芸術劇場。森山開次出演のインバル・ピントHydraの時にも行ったなあと思いつつ。

 コンテの公演の時はいつも思うんだけど、個性的な人が多い気がする。民族衣装みたいな格好の若い人とか、イッセイ・ミヤケっぽい格好のオバチャマ(失礼…)とか。で、今回の公演、男性率高かった…。何故でしょう??私の両隣も男性。前列も半分は男性。全体を見わたしても三割強は男性だったように思いました。

 周囲から漏れ聞こえてくるお喋りは`ボレロ`だったり`シルヴィア`だったりなので、決して特殊な集団ではないんだろうけれど、一人で見に来ている男性が多かったな~。蜷川効果??なんでしょうか?

 

 上記youtubeでさわりだけ見られますが、ステージ上は三つの円いスクリーンと、細長いオブジェが両サイドに数本。演出の必要に応じて下がってきたり、上がって見えなくなったり。

 スクリーンに映し出される白い球体。くぼみができて、完全な球体でなくなったり、球体が円形に配置されたものが映し出されたりと、演出上効果的に使われます。ある意味、アート・ムービーを見ているようでした。こういう物を見るとき、ついつい意味を探しながら見てしまう癖があり、ず~~っといろんな事を次々考えながら見てしまうんですね~~。

 ダンスそのものは、まるで早回しのフィルムを見ているのかと最初は驚きました。が、じっと見ていると、決して早いだけではないんですね…。手の動きとか、ちょっと独特なのですが「早く見える」メソッドのような物もあるように感じました。

 そして、若干照明が薄暗い感じだったのですが、そのせいか、女性も筋肉の陰影がハッキリと見えて、女性ダンサーが力強く、ある意味アンドロイド的に見え、男性ダンサーが優美な感じに見えたりするトリックも。

 女性ダンサーで、一人、とても体格のいい、大柄な人がいて、彼女がある意味キーワード的な使われ方をしているかなと思いました。

 「白鳥の湖」をいったん解体して、La La La Human Steps風に再構築している…と言う感じでしょうか?

 女性対女性、男性対女性、男性対男性の関係性を再考しているようにも見えましたね。

 エドゥアール・ロックさん、私は初見でしたが、かなり有名な方なんですね。 

 さいたま芸術劇場のサイトで動画も見られるようです。で、エドゥアール・ロック氏のインタビューも。

 「アメリア」DVD、昨日帰ってきてから急いで見ちゃいました。やっぱりこの人すごいかも。で、ネット検索していてデヴィッド・ボウイのコンサートにLa La La Human Stepsが参加しているのも見つけちゃいました。DAVID BOWIE LIVE WITH LA LA LA HUMAN STEPS 1988.1988年の物なので、まだトゥ・シューズは履いていませんが、手の振りなんかはまるっきり今のダンスの源流ですね。…なんて事を考えながら見ていると本当にあっという間に時間ばかりたってしまいます。
 
 
 



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